五百二十五話 伝説の決戦の地でその十二
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「もう根本からな」
「人間じゃなくなってるからな」
「ちょっとな」
「違うな」
「そうよ、本当にね」
ブラーボは二人のサポートを受けてさらに戦つつ話した。
「全く違うのよ、悪意そのものになった様な」
「得体の知れぬじゃな」
「おぞましいものにですね」
「なってるのよ、この前のロードもかなりだったしね」
剣士達が主に戦った彼もというのだ。
「エボルトもよ」
「エボルトが一番そうか」
「あいつが一番わかりやすいかもな」
黒影・真とグリドンも頷いた。
「こうした話だとな」
「そうだよな」
「ああ、あいつなんだ」
「そう聞くとわかるな」
エーリカと直枝も言った。
「聞いてるととんでもねえ奴でな」
「邪悪そのものだからね」
「ああした奴になるとな」
「洒落になってないね」
「ああ、碌でもねえよ」
「そうね、あいつはね」
ブラーボも言った。
「最悪だったわね」
「ええ、ですから」
「こうしたこと考えるとあいつですよ」
「身体自体も人間じゃなかったですが」
「化けものっていうとあいつですよ」
「正直言ってね」
ブラーボは自分の考えを話した。
「スマートブレインの村上社長なんかはね」
「人間ですね」
「あくまで」
「オルフェノクの身体でオルフェノクの世界を考えていたけれど」
それでもというのだ。
「人間とオルフェノクの関係を理解していなかっただけで」
「人間でしたよね」
「あくまで」
「そうよ、変身出来るだけでね」
人間がオルフェノクにというのだ。
「他は何でもなかったのよ」
「あの人はそのことがわかっていなかった」
「そういうことですね」
「そのうえで自分をオルフェノクと考えて」
「オルフェノクの世界を考えていましたね」
「だから人間として生きようと思ったら」
人間の世界でというのだ。
「出来たのよ」
「琢磨って奴ですね」
「あの人がそうですね」
「結局人間って何かっていいますと」
「心がどうかですね」
「そういうことよ、ここにいる人は皆人間よ」
ブラーボは言い切った。
「心がそうだからね」
「化けものとは心が化けものってことね」
クイーン=エリザベスは砲撃をしつつ話した。
「要するに」
「そうよ、だからエボルトや伊坂は人間でなくてね」
「村上って人は人間なのね」
「そうよ、勘違いしていただけでね」
「だから私達もなのね」
「人間よ、だからスサノオも仕掛けてきたのよ」
敵である彼もというのだ。
「そういうことなのよ」
「これまでこうしたことをお話してきたけれど」
「わかってるでしょ」
「そうだったし今あらためてね」
「わかったのね」
「よりよくね、それじゃあね」
「ええ、今はインベスをどんどん倒して
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