五百二十五話 伝説の決戦の地でその十
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「ここでね」
「そうなったな」
「私のサポートをしてくれたこともありますし」
戦闘でとだ、メイメイは話した。
「戦闘力もかなりですし頼りになります」
「クンクン」
「ですが私の身体のことを考えますと」
懐いてきているロメロの頭を撫でつつさらに話す。
「サポートして戦えることは」
「俺も何だでよく助けてもらってるけれどな」
勝己も言う。
「俺だって強さは自信かあるからな」
「それでもついてこれるとは」
メイメイはまた言った。
「やはりおかしいです」
「ううむ、何者なのだろうか」
ユリウスは本気で首を傾げさせた。
「ロメロは」
「気になるところですね」
「どうもな」
「そのうちわかることでしょうが」
白夜もロメロを見て言う。
「今はです」
「わからないことだ」
「それが残念です」
「そうだな」
こうした話もしつつだった。
休憩も摂っていた、そして戦場では。
戦える者全員で戦う、ブラーボはその中で言った。
「いい?激しい戦いの中でもね」
「優雅にじゃな」
「そう、痩せ我慢でもいいのよ」
クイーンエリザベスに答えた。
「それを忘れないでね」
「戦うことじゃな」
「気持ちに余裕があれば」
それならというのだ。
「それだけね」
「周りも見えるのう」
「脇目も振らず目を血走らせてだとね」
そうした戦い方ならというのだ。
「かえって余裕がなくてね」
「失敗するわね」
「そうよ、わかってるじゃない」
ブラーボは伊勢にも応えた。
「それならいいわ」
「余裕は持つ様にしているわ」
伊勢は悠然として答えた。
「私達重桜の面々は」
「それは我々も同じです」
フッドは畏まって述べた。
「常にお茶の時間を忘れない程に」
「こちらはお酒だけれど」
日向はこちらとした。
「夜のね」
「しかし同じと言えばですね」
「同じね」
「そうなりますね」
「それ位余裕があるとな」
黒影・真が言ってきた、見れば彼はグリドンと共にブラーボの左右を固めて三人で連携して戦っている。
「俺もしくじらなかったな」
「俺もあの時は駄目だったな」
グリドンも言った。
「本当に、加瀬ちゃんにもな」
「過ぎたことはいいさ」
「悪いな」
「あんた達も余裕を備えたからよ」
ブラーボは二人のライダー達にも話した。
「よくなったのよ」
「周りも見られる様になって」
「余計にですね」
「そうよ、何時でもエレガントによ」
その様にしてというのだ。
「戦うことよ、そうしたらね」
「見るべきものもしっかり見えて」
「有利に戦えますね」
「そうよ、だからね」
ブラーボは難しい顔でこうも言った。
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