五百二十五話 伝説の決戦の地でその五
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「ネオニートになれるか」
「だから今回もだな」
「先を読んでな」
そうしてというのだ。
「包帯を注文した」
「そういうことだな」
「その通りだ」
「何かです」
芳佳は二ノ宮の話を聞いて言った。
「二ノ宮さんって努力家ですよね」
「努力の方向性はどうかって思う時もあるけれど」
リネットも言う、二人共今は待機していて後方にいるのだ。
「それでもね」
「努力はされていますね」
「必死に色々勉強してね」
「情勢も冷静に見る様にされて」
「コツコツとでもやっていってるわよね」
「そうですよね」
「というかだよ」
竜胆も言って来た。
「何でもかんでもかなり努力しないとな」
「マンション建ててそこの管理人なんてなれないよ」
芥も言うことだった。
「一等地に三つもだしね」
「尚更凄いね」
「それも合法的にだよね」
「変なことをして捕まったら元も子もないだろ」
二ノ宮自身の言葉だ。
「だから全部合法的だ」
「資金作って土地買ってか」
「マンション建てたんだね」
「そうした、そして今いる世界ではな」
ここではというのだ。
「会社を経営しているぞ」
「ただそっちではどうかってこともしてたな」
エクボはこのことを指摘した。
「そうだよな」
「ああ、したがな」
「法律はか」
「守っているからな」
「だからいいんだな」
「捕まることはしていないぞ」
二ノ宮は強い声で言った。
「足がつく様なことはな」
「色々本質出てるけれどいいな」
霊幻はこう言った。
「それはそれでな」
「法律を守るならか」
「それでな」
それならというのだ。
「充分だろ」
「そうだな」
「犯罪はな」
それはというのだ。
「やっぱり駄目だからな」
「そうだな」
「それならいいだろ、法律はモラルだ」
「というかモラルが法律作るね」
芥はこう述べた。
「そうした面もあるよね」
「それはそうだな」
「それでもいいだろ」
こう言ったのはエクボだった。
「無法の限り尽すよりもな」
「ああ、遥かにいい」
霊幻もそれはと答えた。
「本当にな」
「そうだよな」
「モラルもないとな」
法律はモラルによっても作られるということから言った、芥の言葉を受けての考えであることは言うまでもない。
「人間としてな」
「駄目だよな」
「世の中そんな奴もいるからな」
現実にというのだ。
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