五百二十五話 伝説の決戦の地でその四
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「陣形をちゃんと組んでね」
「そうだろ、じゃああれこれ考えないでな」
そうしてとだ、ベートはまた言った。
「敵をな」
「倒していくことね」
「ああ、そうしていこうな」
「それではね」
ニンフも頷いた、そうしてだった。
アストレアと共に攻撃を放つ、そうして多くの敵を吹き飛ばしてだった。
戦っていく、戦いは最初から激しかった。
その戦いを見てだ、エクボは言った。
「相変わらずだな」
「激しい戦いだな」
「ああ、皆大変だな」
霊幻に話した。
「必死で」
「だから俺達もだろ」
「あいつ等が下がったらよく食って休める様にな」
「その用意をしているんだ」
「そうだよな」
「さもないとな」
霊幻は冷静な顔と声で話した。
「満足に戦えるか」
「後方がしっかりしていないとな」
「そうだ、ただな」
「それでもか」
「足りないものがあるな」
霊幻は衣料品を見て言った。
「包帯少ないだろ」
「そうか?充分だろ」
エクボはその包帯のストックを見て言った。
「これだけあったら」
「いや、何があるかわからないからな」
「怪我人も思ったより出るか」
「そうなったりもするからな」
戦いをしていると、というのだ。例幻は戦いが予想外のことが起こるものだと念頭に置いてそうして言っているのだ。
「だからな」
「包帯はか」
「もっと多く置いてな」
そうしてというのだ。
「備えておくべきだろ」
「そうなんだな」
「そう思ってだ」
二ノ宮が言ってきた。
「もうだ」
「用意したか」
「さっき発注しておいた」
その包帯をというのだ。
「今あるのと同じだけをな」
「そうか、それなら大丈夫だな」
「戦いだからな」
二ノ宮もこう言った。
「何があるかわからない」
「それでだな」
「用意しておいた」
「流石だな」
宇喜多直家は二ノ宮のその話を聞いて言った。
「そこまで読んでいるなんてな」
「さもないとネオニートになれるか」
二ノ宮はにやりと笑って応えた。
「先の先を読んでだ」
「株で儲けてか」
「土地投資もしてだ」
「マンションも買ってだな」
「そこまでしないとな」
さもないと、というのだ。
「ネオニートになれるか」
「先の先を読んで資金を作ってだな」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「土地も買って人が集まる場所にだ」
「マンションを建ててだな」
「そこまでしないとだ」
さもないと、というのだ。
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