第二章
[8]前話
「満里奈ちゃんアニメが駄目なら仕方ないけれど」
「アニメ結構観ます」
満里奈は正直に答えた。
「実は」
「じゃあいいわね、その人に紹介してね」
「そうしてですか」
「これからはアニメやゲームの歌を歌ってよ」
その様にしてというのだ。
「活動していきましょう」
「わかりました、アイドルからですね」
「今度はアニソン歌手よ」
歩は微笑んで答えた、そうして二人でワインやビールを飲みつつ肉バルの料理を楽しんでいった。その後ですぐにだった。
満里奈は歩にその音響監督を紹介してもらって歌を聴いてもらった、監督はアイドルとしての彼女ではなく歌手としての彼女の歌を聴いて満里奈と一緒にいる歩に話した。
「いや、アイドルだから」
「そちらのネームバリューね」
「それ先行かと思ったけれど」
それがというのだ。
「歌はっきりしているから」
「いけるわね」
「いいと思うよ、じゃあね」
「アニソン歌手としてね」
「活動してもらおう、ゲームの方も」
こちらの歌のこともというのだ。
「そちらの人にも紹介するから」
「お願いね」
「そういうことでね」
「ゲームの歌もね」
「歌ってもらおう」
「そうしていきましょう」
こうしてだった。
満里奈はアニメそれにゲームの歌手として活動する様になった、最初ファン達は卒業してからの彼女の転身に驚いたが。
それでも確かな歌であり仕事をしていくとだった。
受け入れられ彼女は完全にアニソン歌手となった、それで歩に言うのだった。
「マネージャーさんのお陰です」
「アニソン歌手になれたのはっていうのね」
「はい、本当に」
「いや、これは満里奈ちゃんの実力と」
「歌唱力ですか」
「縁よ」
これのお陰だというのだ。
「縁があったからね」
「それで、ですか」
「私の知り合いの音響監督に紹介してからだったけれど」
アニメやゲームの歌で活動出来る様になったことはというのだ。
「それでもそれもね」
「縁ですか」
「世の中不思議なことに縁があれば」
そうであればというのだ。
「上手く進むの、だから縁があればね」
「それならですか」
「それを大事にしてね」
「そうすることですね」
「ええ、満里奈ちゃんもね」
「わかりました、そのこと覚えておきます」
縁の大事さをとだ、満里奈は歩の言葉に頷いた。そうしてだった。
仕事をしていき出来た縁を大事にしていった、すると上手くいくことが多く縁に感謝することが多くなった。それで周りにも人間は縁も大事だと歩が自分に言った通りに話していった。
アイドルの曲からアニソンへ 完
2022・11・22
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