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おっちょこちょいのかよちゃん
244 飛び掛かる馬の大群
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 三河口の威圧の能力(ちから)でベニートを失神させた。
「消えるのはお前だ」
 だが、三河口はまた別の気配を察した。
「冬田さん、向こうから別の敵が来ている。追い払え!」
「ええ!?」
 冬田は三河口が指を差した方向を向いた。冬田の羽根から炎が噴き出された。その隙に三河口と湘木はベニートの首を取ろうとする。しかし、何処からか砲撃が二人を襲う。武装の能力(ちから)が働いていた事もあってか全員無傷で済んだものの二人は吹き飛ばされた。
「おい、迎撃しろ!」
 三河口は冬田に何かあったのかと思い、促す。
「あれ、私の攻撃が効かなかったのよお!!」
「何!?」
 戦車が三人の元に近づいて来ていた。戦車から一人の男が出現した。
「お前達、あの時はよくもやってくれたな!!」
 赤軍の男だった。
「お前は赤軍の山田義昭だったな!」
「剣を取られた事で恨みを晴らしに来たのか!?」
「当たり前だ!それから貴様らの仲間に俺の工房が破壊されやがったんだ!!大人しく消えて貰おうか!」
 山田は戦車に潜り三河口達に向けて砲撃する。湘木が斧を振り、渦潮を作り出した。戦車の砲弾は防御で来たが、渦を消されてしまった。そして戦車は近づいていく。戦車の前面の下部に鉄の腕が現れてベニートを回収する。
「しまった、ベニートを回収された!!」
「こいつ!!」
 湘木は今度は太い枝を出現させて戦車を襲う。しかし、戦車は簡単には傷つかなかった。
「この戦車はその攻撃では簡単に壊れんぞ!」
 山田はもう一度砲弾で攻撃した。
「きゃああああ!!やめてえ!!」
 冬田は絶叫するり羽根から炎も水も金属も木も土も全て出した。しかし、山田の戦車は頑丈である。
(使うか・・・!!)
 三河口は己の仮の武器を確認する。

 かよ子は武装の能力(ちから)で襲いかかる大量の馬を跳ね飛ばした。そして短刀を出して馬を凍殺していく。そして援軍と思われる馬の群れが飛び込んできた。炎や雷を吐いてくる。
「ええい!」
 かよ子は羽根の結界や武装の能力(ちから)で防御を続ける。
「我々も山田かよ子を援護するぞ!」
「おうよ!」
 吉良の仁吉が羽根から降りる。そして鉄拳で馬を遠くへ殴り飛ばした。
「次いくらでも来い!」
 大五郎も法力で羽根の結界を強めた。お蝶が脇差を抜き、馬を風圧で身体に穴を開けた。
「良くも私が育てた馬を!」
「操り手が来たようだ」
 一人の男が馬に乗って現れた。
「お前が杖を取りに来た小娘だな!?」
「あ、あんたもヴィクトリアって人の手先?」
「それはそうだ。このダービー伯爵様の馬を呆気なく倒すとは別の能力か何かを持っているな!?」
 ダービー伯爵が飛びかかる。
「じゃ、邪魔だよ!!」
 かよ子が武装の能力(ちから)でダービー伯爵を馬
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