第五百二十四話 チャルディラーンにてその十三
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「ロキさんに失礼でしょ」
「あっ、そうですね」
「そうよ、そうした無神経な発言は止めなさい」
「ええで、今度こそ抱き締めるさかい」
ロキは幸平に笑って返した。
「自分にはいつも美味しいもん食べさせてもらってるからええわ」
「じゃあ今度試しのは」
「それはいらんけどな」
彼が作るまずいものはというのだ。
「適当眼鏡の兄ちゃんに食わせとくんや」
「それは誰のことだ」
レルゲンはむっとした顔でロキに問うた。
「まさかと思うが私か」
「軍人さんは粗食やしええやろ」
「贅沢はしないが好き好んでまずいものを食べる趣味はない」
「ほなイギリスとかロイヤルはか」
「論外だ」
「ったくよ、そうした国のもんって何であんなにまずいんだよ」
ねずみ男も両手を後ろにやって言う。
「日本のゴミ箱漁った方がいいぜ」
「おい、それはちょっとな」
「言い過ぎではないか」
流石にロキもレルゲンもそれは言う。
「ゴミの方がましとはな」
「幾ら何でもな」
「セシリアの料理なんてな」
だがねずみ男はまだ言う。
「ひでえなんてものじゃないだろ」
「それは確かにそうだけれどね」
美炭も否定しなかった、だがそれでもこうも言った。
「流石に言い過ぎじゃないかな」
「実際俺食えなかったからな」
イギリスやロイヤルの料理はというのだ。
「ったくよ、それ以外なら食えるからな」
「そうかよ、じゃあ作らねえからな」
戦場からイギリスが怒って言ってきた、そうした話をしつつだった。
戦士達はさらに戦っていき遂にだった。
最後のファントムを倒した、そうして漆黒の姿のワイズマンとライダー達が向かい合いその中でだった。
ライダー達は最強フォームになれる者はなった、そうして戦いに入るが。
スサノオを見てだ、ユキカゼは言った。
「さて、激しい戦いになるでござるが」
「それも覚悟のうえだ」
エクレールは真剣な顔で身構えつつ言った。
「行くぞ」
「そうでござるな」
「いつも通り最後の最後が一番大変になるけれど」
レベッカはもう身構えている。
「それでもね」
「戦うでござるよ」
「最後の最後までな」
「そうじゃ、皆頑張るのじゃ」
クーベルが後方からエールを送ってきた。
「よいな」
「はい、そうしてきます」
「激しい戦いになってもじゃ」
クーベルは自分の言葉に応えたレベッカにさらに言った。
「勝つのはわらわ達じゃ」
「その通りよ」
ルイズはクーベルの言葉に頷いた。
「何があっても勝ってやるわよ」
「ルイズってこうした時いつも全力出すよな」
「私はいつも全力よ」
ガウルにこう返した。
「さもないと敵に勝てないわよ」
「そういうものだよな」
「そうよ、だからね」
「今回も全
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