第五百二十四話 チャルディラーンにてその十二
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「そうでしたね」
「雇われたな」
ビーストがこのことを入れた。
「そこがデッドライオンとかと違ったんだ」
「百目タイタンと仲が悪くて」
このことはももがーが話した。
「色々衝突してたとか」
「改造魔人の中でも特に強いそうですが」
ぴよたんはこのことを話した。
「出て来ていないですね」
「デルザーでもそうした意味では同じですね」
蝶野亜美の言葉である。
「大幹部クラスが出て来ないのは」
「そうだな、デルザーはそうした組織でもな」
それでもとだ、ビーストは食べつつ応えた。
「あいつは出ないとなるとな」
「他の組織や種族と同じですね」
「そうだな」
「出て来ないと思わないことだ」
ペンギン帝王は強い声で語った。
「出て来ないと言ってもな」
「その通りだ」
那月は帝王の指摘に同意して頷いた。
「出て来ないからといってだ」
「今はな」
「しかしそれが永遠とはだ」
「限らないものだ」
「スサノオが出すと決めればな」
その時はというのだ。
「出て来るぞ」
「その通りだ」
「だから安心は出来ぬ」
那月は腕を組んで言い切った。
「戦いは何時まで続くかわからんが」
「出て来た時はな」
「これまで学んできたことを役立て」
そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「戦うべきだな」
「その通りだ」
強い声で言う、そうしてだった。
彼女達もそれぞれの立場で戦っていく、その中でだった。
黒兵衛は戦局を見て言った。
「もう終わりだな」
「そうですね」
ベクターもそちらを見て頷いた。
「今回も長く激しい戦いでしたが」
「怪人が出て来なくなってきただ」
「援軍が」
「だからだ」
「終わりね、今いる連中を倒したら」
ラミリアは嬉しそうに言った。
「これで終わりよね」
「今回も長い戦いだったけれど」
美炭も言ってきた。
「まずは今出てきている怪人達を倒そう」
「うん、そしてだよ」
ヘスティアも言う。
「最後はスサノオを倒すぞ」
「その通りや、しかしドチビ自分は戦わんやろ」
ロキはヘスティアの横で彼女の言葉に頷きつつ言ってきた。
「そやろ」
「それがどうかしたのかな」
「それで何で拳左右続けて出すねん」
「決まってるだろ、僕も戦っているからだよ」
「戦闘に参加せんでもか」
「そうだよ、それは君もだろ」
「言われてみればそやな、まあうちはそうしたことせんけどな」
ロキはその細い目で応えた。
「アイズちゃんが帰ったら抱き締めて迎える準備をするだけや」
「それでまた避けられるんですね」
幸平が小さな目になって言ってきた。
「何か懲りないですね」
「こらっ、そんなこと言わないの」
すぐにえりなが同じ目で怒って注意してき
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