第6話:悲劇
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ォォッ』
そしてモンスター達は一斉に彼らへ襲いかかる。
ダッカー「そんな・・・ッ」
サチ(みんな・・・ごめん・・・
私・・・・・死ぬんだ・・・)
「"インフェルノフレア"!!」
ズバババババババッ
モンスター×30『グギャァォォァァァァァァァ!?』パリリリィィィィィィン
サチ「・・・え?」
完全に死を覚悟し切っていた私には、何が起きたのか分からなかった。
私達を取り囲んでいたはずのモンスター達が目にも止まらない早さでポリゴンと化していったのだから。
私の目の前には二本の真っ赤な刃を持った・・・
スズキ「よくやったな、サチ」
あの人が立っていた。
サチ「スズキ・・・・」
怖かった。
だけど彼の顔を見た途端、私は安堵の気持ちでいっぱいになった。
サチ(やっぱりスズキは凄いや・・・・)
大型モンスター×20『コォォォォロォォォォォセェェェェェッ』
ササマル「うわぁぁぁぁッやっぱり駄目だ!デカイ奴らが一斉に・・」
スズキ「"ジ・イグニッション"」
ドバババババババババ
大型モンスター×20『ハベシィィィィィィッ!?』パリリリィィィィン
ササマル「ふぁ?」(゜ロ゜)
サチ(うん。ちょっと強過ぎるくらいにね・・・)
スズキのソードスキルで私とダッカーを取り巻くモンスター達はほぼ消え去っていた。
ダッカー「うわぉぁぉぁん!ありがとぉぉぉぉぉぉ!スズキさぁぁぉぁん!」アシガシッ
スズキ「わぁ!ちょおま!泣くなって・・・!」
ダッカー「サチもさっきはありがとうぉぉぉぉぉぉッ!」
サチ「・・・わ・・私は・・・」
何もしていない・・・
そう言いかけたときだった。
スズキ「な?言ったろ?」
ポン
サチ「!」
その一言と一緒にスズキは私の頭を優しく撫でた。
スズキ「お前は強いんだよ。サチ。だから誇れ。お前はお前の大切なものを守ったんだよ」
そうか。
今度は守れたんだね・・・私
サチ「うぅぅぅ・・グスッ・・・スズきぃぃぃぃ・・ッ!」
スズキ「うおっ・・・!?サ・・・サチ!?」
気づけば私はスズキに思いっきり抱きついていた。
サチ「えへへへへ〜」//
抱きついた私は凄くホッとした。
彼の温もりは、なぜこんなにも安心感に包まれるのだろう・・・
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