第五百二十三話 カンネーの殲滅戦その十二
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「全くね、仲間とかはね」
「かつての美羽さんは」
「ええ、それがね」
今ではというのだ」
「こうしてね」
「私達のことをですか」
「本当に有り難いってね」
その様にというのだ。
「思っているわ」
「そうなんですね」
「美羽さんはとてもいい人です」
セラフィムは微笑んで述べた。
「頼りになる先輩です」
「そう思ってるのね」
「はい、お姉さんとも」
「皆から見てなのね」
「そうです」
「そうですわね、仮面ライダーの方はどなたもですわ」
ヨシモトは矢を放ちつつ話した。
「頼りになるお兄様お姉様ですわ」
「それで私はお姉さんなのね」
「そうですわ。私達をいつも支えてくれる」
そうしたというのだ。
「仲間ですわ」
「そう言ってもらえるなんてね」
美羽は気恥ずかしそうに応えた、戦いつつそうした。
「嬉しいなんてものじゃないわね」
「だがその通りだ」
マリアはその美羽の横で戦いつつ応えた。
「貴女は頼りになるだ」
「仲間なのね」
「姉の様なな」
「そうなのね、じゃあこれからもね」
「その様にしてだな」
「やらせてもらうわ」
「宜しく頼む」
マリアも応えてだった。
戦っていった、そうしてだった。
戦いを続けるとやがて。
敵の数が減ってきた、直戸はそれを見て言った。
「ああ、やっとか」
「三日目も終わりだ」
隣にいる二ノ宮が応えた。
「ここでの戦いもな」
「そうなったんだね」
「やっとという感じだがな」
二ノ宮は苦い顔でこう言った。
「ここでもな」
「それはそうだね、今回も辛い戦いだよ」
直戸は二ノ宮の言葉に応えて言った。
「本当に仕事の方がずっと楽だよ」
「コンビニの店長さんの方がかよ」
「ああ、やっぱり店長になると色々あるけれどな」
直戸はねずみ男に応えて話した。
「少なくとも戦うよりはな」
「ましなんだな」
「スサノオと。いい店員さん雇ったらいいし」
「何人かか」
「それでやっていけるからさ」
だからだというのだ。
「俺の店結構繁盛していて親会社もホワイトだし」
「へえ、そりゃいいな」
「俺も残業とか殆どしてないし」
それでというのだ。
「大変だけれどさ」
「戦いよりずっとましか」
「そうだよ」
こうねずみ男に話した。
「本当にな」
「それは何よりだな、確かに戦いってのは色々あるからな」
ねずみ男は戦局を観つつ応えた。
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