第五百二十三話 カンネーの殲滅戦その六
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「貴方はあと少しでね」
「休憩か」
「後は私が行くわ」
「僕もね」
「拙者もござるよ」
月代と火車丸も出て来た。
「さっきは紅麗様と一緒だったでござるが」
「今あの人ルイズさんや才人君と一緒だからね」
「今度は陽炎殿とでござる」
「七海さんと一緒だよ」
「やらせてもらうわ」
その七海も言ってきた。
「四人でね」
「そうか、じゃあその時は頼むな」
烈火は八竜をそれぞれ効果的に使いながら話した、それぞれの竜を巧みに操る多くのゾディアーツ達を倒している。
「ここは」
「任せなさい、そして休んでね」
「俺が今ピザ焼いてるからな」
今度は父が言ってきた。
「存分に食えよ」
「ああ、そうするな」
「ピザも焼くといいものだな」
父は笑ってこうも言った。
「面白いぜ」
「あの、専門の人にもです」
彼が焼いたピザを食べているスバルが言ってきた。
「全く負けていません」
「美味しいです」
ティアナも食べて言う。
「それもかなり」
「それは何よりだな、俺もずっとあいつを食わせてきたしな」
二人に烈火を見つつ笑って話した。
「料理もな」
「出来るんですね」
「そちらも」
「そうなんだよ」
「正直かなりですよ」
イサムが太鼓判を押してきた。
「茂男さんの腕は」
「そうなんだな」
「若し花火職人でなかったら」
その時はというと。
「ピザ職人としてです」
「やっていけるか」
「そう思います」
「そうなんだな、まあ俺は今の仕事が気に入ってるからな」
茂男は笑って話した。
「このままでいいさ」
「花火職人のままで、ですか」
「ああ、それであいつを食わせてるしな」
また烈火を見た、暖かい父親の目で。
「それに遂に結婚もしたしな」
「陽炎さんとですね」
「ああ、お似合いだろ」
「はい、とても」
イサムはこのことにも太鼓判を押した。
「ではこれからもですね」
「ああ、花火職人としてな」
「幸せにですね」
「生きていくな、そしてな」
「今はですね」
「ピザを焼くからな」
こう言ってだった。
彼はピザを焼いて仲間達に振舞った、休憩に入った烈火もそれを食べて美味いと言った。そして戦場では。
ディアブロが暴れ紫苑もだった、二人はそれぞれ敵を薙ぎ倒していたが。
非常に不服そうにだ、こう言った。
「この場にリムル様はおられません」
「別の場所で戦われています」
「折角リムル様をお助けしたいというのに」
「我等の活躍を見せたいというのに」
「残念です」
「この無念どうして晴らそうか」
「あ、あの周りには気をつけて下さいね」
二人と共に戦う樹はかなり引きながら言った。
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