第五百二十三話 カンネーの殲滅戦その四
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「よおさん使ってな」
「そうしないと駄目なんですね」
「ああ、頼むで」
スペインは大杉に笑って話した。
「先生もな」
「じゃあどんどん使っていきますね」
「遠慮したらあかんで」
「俺はチーズマカロニも好きだが」
ベートーベンは腕を組んで出て来た。
「やはりそこにもだ」
「オリーブがあるとですね」
「いいですね」
「うむ、その方が美味い」
雪梅とノアに話した。
「実にな」
「だからですね」
「ベートーベンさんもですね」
「たっぷりと使ってくれ、そうしてくれるとだ」
「嬉しいですね」
「そうなんですね」
「そうだ、どんどん使ってくれ」
腕を組んだまま強い声で応えた。
「是非共な」
「オリーブオイルは身体にいいですから」
郷田は微笑んで話した。
「植物性油で」
「そうそう、それでな」
スペインは郷田にも応えた。
「太りにくいしな」
「適度なカロリー摂取にもなりますね」
「そやからな、肉体改造部にとってもな」
「はい、食事にも気を使っていますので」
「ええさかいな」
「使っていっています」
こう話した。
「そしてこれからも」
「そうしていってな、ほなしっかり食って」
スペインはあらためて言った。
「休もうな」
「そうします」
郷田は笑って応えてだった。
大杉が茹でてオリーブオイルを絡めたスパゲティを雪梅とノアが作ったソースで食べた。そうしてだった。
今は休んだ、そして休養の後でまた戦うのだった。
戦いは続いていた、夏目はその中で空にいるシャルロットに問うた。
「お空のことはね」
「ええ、任せて」
シャルロットはミサイルを放ちつつ応えた。
「だから夏目はね」
「ええ、ここでね」
「春虎君と戦って」
「そうするわね、けれどね」
ここでだ、夏目は。
春虎を見てだ、彼に問うた。
「春虎君って言ったら」
「わかるからな」
春虎は心配そうな顔になった夏目に笑って返した。
「誰が言ったか」
「わかるの?」
「ああ、お前のそっくりさん多いけれどな」
「シャルロットも含めて」
「けれどな」
それでもというのだ。
「お前だってわかるからな」
「安心していいのね」
「そうだよ」
「そう言ってくれるなら」
夏目は笑って応えた。
「私もね」
「安心してくれるか?」
「そうするね」
「やっぱりそういうことはわかりますね」
祐理も言ってきた。
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