第五百二十三話 カンネーの殲滅戦その三
[8]前話 [2]次話
「だから囲もうにもな」
「囲めないわね」
「どうしてもな」
「それは諦めるしかないわ」
「このまま戦って」
玉姫はヴィーナスと連携して戦っている、そのうえでの言葉だ。
「そしてね」
「そのうえで」
「敵を倒していきましょう」
「私達としては」
「それしかないし」
玉姫はヴィーナスに話した。
「ここはね」
「そうして戦っていくことね」
「今はね」
こう話してだった。
戦士達は戦っていった、そうしてだった。
半月状の陣は崩さない、大杉はその陣を見つつ語った。
「じゃあ俺達もな」
「頑張ってですね」
「サポートをしていきますね」
雪梅とノアが応えた。
「ここは」
「そうですよね」
「ああ、皆頑張ってるんだ」
大杉はパスタを茹でつつ二人に話した。
「だったらな」
「私達もですね」
「出来ることをすることですね」
「そうしないとな」
さもないと、というのだ。
「ここにいる意味がないだろ」
「そうですね、それじゃあ」
「ここは」
「二人はソース頼むな」
雪梅とノアに話した。
「パスタのな」
「そうします」
「今私ボロネーゼのソース作っています」
「私はペスカトーレです」
二人共それぞれソースを作っている。
「そうしています」
「今は」
「頼むな、あとオリーブオイルはな」
大杉はこちらの話もした、見れば三人共エプロンを着けている。
「スペインさんがたっぷり用意してくれたからな」
「困らないですね」
「オリーブオイルにも」
「もうこれがないとな」
オリーブオイルがといのだ。
「パスタははじまらないな」
「そうだ、それがないとだ」
ディルクは戦場の指揮を執りつつ言ってきた。
「パスタは駄目だ」
「そうだよな」
「あんたの言う通りだ」
大杉に対して話した。
「わかってるじゃないか」
「当たり前だろ、俺も独身生活長いしな」
「早く結婚した方がいいぞ」
「そのつもりはあるんだよ、まあ兎に角な」
「パスタにはだな」
「オリーブオイルだよ」
これが欠かせないというのだ。
「絶対にな」
「だからパスタにもですね」
「たっぷりかけられていますね」
「ああ、イタリアさんも言うしな」
パスタの本場の国の彼もというのだ。
「スペインさんもな」
「オリーブは絶対やで」
そのスペインも言ってきた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ