第二章
[8]前話
それで高橋は式場に入ったが。
「また会ったね」
「そうね」
そこに晴香がいてお互い応えた、新郎は高橋の同僚で新婦は晴香の妹だったのだ。
お互いここでは軽く会話をしてそれぞれの席で式に参列した、食事を食べたりもして式が終わるとだった。
高橋は晴香のところに行って彼女に言った。
「再会するとは思わなかったし」
「まして同じ式に参列するなんてね」
「思わなかったね」
「ええ、世の中何があるかわからないわね」
「全くだよ」
「そうね、まあ本当にね」
晴香は高橋に対して言った。
「元気で普通に暮らしているならね」
「いいんだ」
「私もそうだしね」
「そうだね、じゃあまた何かあったら」
「会ったらね」
「お話しようか」
「そうね、あと私結婚したから」
晴香は高橋に笑顔で話した。
「二年前ね」
「僕は三年前だよ」
高橋も笑顔で話した。
「幸せだよ」
「そちらのことでも」
「そうだよ」
「そのこともよかったわね、私もよ」
晴香もというのだ。
「いい家庭よ」
「それは何よりだね」
「ええ、じゃあまたね」
「機会があって会ったらね」
「宜しくね」
軽く手を振ってだった。
晴香は高橋と別れた、そして高橋もだ。
晴香に手を振った、二人共それで終わってだった。
それぞれの場所に戻った、それから二人は会うことはなくお互いの人生を歩んだ。だが結婚式場での再会のことは思い出として忘れなかった。
同じ結婚式場で 完
2022・11・19
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