第5話:生きている世界
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俺とスズキは一時的にケイタ達『月夜の黒猫団』の護衛に着くことにした。
できる限りモンスターとの戦闘にも慣れておく必要があったから、まずは基本的な戦術を教えることにした。
カマキリモンスター『キシャァァァァァァァァァァ』
サチ「きゃぁッ・・・!」
ガキィィン
キリト「サチ!一旦下がるんだ!!」
カキィィン
カマキリモンスター『キシャァァァァ!?』
キリト「テツオ!スイッチ!」
テツオ「でやぁぁぁぁぁぁッ!!」
テツオの放った一撃によって、カマキリモンスターはポリゴンと化した。
キリト(チームバランスはいい。後は経験を積めば)
テツオ「よっしゃあああ!!レベル上がった!!」
スズキ「やったな!テツオ!」ウデガシッ
テツオ「あぁ!!俺もいつかスズキのようにッ・・・・」チラッ
Tetsuo:LV23
Suzuki:LV164
テツオ(遠すぎる・・・ッ!)ガクッ
スズキ「え?なんで落ち込んでんの・・・?」
そして少し休憩を挟んだ。
サチ「・・・・・はぁ」
スズキ「最後惜しかったな・・ホラ!」スッ
サチ「!スズキ君・・・ありがとう」
俺は自分アイテムポーチから回復薬を取り出しサチに渡した。
スズキ「気にすんな。後君付けは無しにしようぜ?俺もずっとサチって呼んでるし♪」
サチ「・・うん。ゴメンね・・・スズキ」
スズキ「なんで謝るんだよ?」
何か悩みを抱えているようだったサチを見て俺は思わず彼女の隣に座ってしまった。
サチ「私怖いの・・・・このデスゲームが始まってただずっと怖くて・・・さっきだってモンスターが攻撃して来た時、私怖くてみんなを守れなかった。私の気弱な気持ちがみんなに迷惑かけてばかりで・・・」
スズキ「サチ・・・・・」
サチ「やらなくちゃ行けないってことはわかってるよ・・・だけどいざ敵を前にすると身体が動かなくて・・・私死ぬのが怖い・・」
死ぬのが怖い・・・か
キリトがなぜ彼女の武器を槍から盾へと変えたのか今ならよくわかる。
スズキ「俺だって一時期はかなり悩んださ。ちょっとの油断でモンスターに攻撃されHPが0になったらって。今だって時々震えが止まらないことだってある」ブルブル
サチ「スズキもなんだね・・・」
スズキ「・・だけど決めたんだ。俺にとっての大切なものを護るって。そのためにも俺は生き続けないといけないんだ」ギュウ
気付けば俺は拳を強く握っていた。
スズキ「怖いのは誰だって同じだ。別にそれは悪い事なんかじゃない。だからあまり思い詰めんなよ」
サチ「・・・・ねぇ。一つ聞いていい?どうしてスズキはそんなに強くなれたの?」
スズキ「俺か?・・・・俺はだなぁ・・・・」
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