第4話:攻略よりも大切なもの
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スズキ「まず俺たちは次の階層には向かわずビギナープレイヤーの生存を第一とする。それでいいな?」
キリト「あぁ。もしここで俺たちが次の階層に向かったとして攻略のスピードは確かに上がる。それはつまり俺達のいない場所で大勢のプレイヤーが死ぬことにも繋がる。だからできる限り攻略には加担せずビギナープレイヤー達の救出を最優先とするってことだな?」
スズキ「その通りだ。だとしてもよぉ〜キリト。いくらなんでも人手足りなさ過ぎやしないか?」
俺の記憶ではこのゲームに囚われたのが確か一万人くらいだったか?
そこから1000人の元βテスターを引くとおよそ9000千人。
そこから更に死亡者約400人を引くと、現時点でのビギナープレイヤーはおよそ8500人。
これまでの一ヶ月でまだ数百名くらいしか救えていない。
これからまた数段忙しくなるな・・・・トホホ
スズキ「何か解決策はないのか?」
キリト「・・・他に元βテスターの協力者がいれば救出範囲を広げられるんだが・・・」
「ならその仕事、僕にも手伝わせてくれないか?」
キリト「!アンタは!」
スズキ「ディアベル!そうか!ちょうど良いぜキリト!ディアベルも俺達と同じ元βテスターなんだ」
キリト「何!?本当か!?」
ディアベル「あぁ。俺もベータではそれなりに進んでいたからね。情報もある程度は提供できる身であるよ。何より・・・僕も君の力になりたいんだスズキ君!」
スズキ「ディアベル・・・」
ディアベル「それに僕にも数人元βテスターの知り合いがいるんだ。彼らにも協力を要請してはどうだろうか?」
スズキ「マジかよ!助かるぜッ!」ガシッガシッグッ
ディアベル「あぁ!」
キリト(こ・・この人とスズキは一体どんな関係なんだ・・?)
こうしてディアベルのほかに数人の元βテスターの連中を引き連れ、俺達は次の道へと進んだのだった。
それから一年が経過した。
???「我ら月夜の黒猫団に・・・・・・乾杯!!」
「「「乾杯!!」」」
???「でもって命の恩人キリトさんとスズキさんに・・・・・乾杯!!」
「「「乾杯!!」」」
スズキ「乾杯ッ!!」
キリト「か・・・・乾杯・・・・」
???「さっきは本当にありがとうございました!!」
???「お二人がいなければかなりやばかったですよぉ〜」
???「本当にありがとう。スズキ君」
スズキ「いいっていいってケイタ、テツオ、サチ」
テツオ「まじぱねっすわ!特にお二方のあの剣捌き!!あれはマジでしびれましたわぁ」
サチ「凄く・・・かっこよかった・・・」
この一年で色々と変化があった。
俺たちは順調に階層も進めつつビギナ
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