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八条学園騒動記
第六百七十六話 ネットから来たその三

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「本当にか」
「シリアルキラーね」
「そうだな」
「ベリヤのお家だった場所からは小さな女の子のものと思われる骨が見付かったし」
「殺したな」
「絶対にね」
 慰みものにした後でそうしたとはここではあえて言わなかった、言うことがあまりにもおぞましかったからだ。
「そうよね」
「そうだな」
「わかっているだけでだから」
「三十人もいるのか」
「それはもう警察も調べるわ」
 セーラが通報した彼等もというのだ。
「果たして実際何人殺したか」
「それはか」
「これからわかるわ、小さい女の子もね」 
 探偵の周りではというのだ。
「かなりね」
「失踪しているんだな」
「その三十人の中の二十人位がよ」
「つくづく外道だな」
「そう言われて連日連夜よ」
 まさにというのだ。
「話題になっているから」
「それでか」
「もう警察が動くのも」 
 それもというのだ。
「時間の問題ね」
「そうだな、しかしな」
 フックはここで考える顔で言った。
「そんな奴が黙っているか」
「サイト見たら全部根も葉もない話で」
 それでというのだ」
「誹謗中傷だから抗議するってね」
「言ってるんだな」
「そうなの」
 実際にというのだ。
「これがね」
「犯罪者あるあるだな」
 フックはその話を聞いて述べた。
「悪事を働いてもな」
「その悪事を言われるとね」
「逆に訴える」
「誹謗中傷だってね」
「盗人猛々しいと言うが」
「まさによね」
「全くだ、そしてそんなことをする奴はな」
 犯罪者の中でもというのだ。
「かなり悪質だ」
「普通自分の悪事言われると黙るからね」
「そうだ、そこでだ」
「そんなこと言う奴はね」
「悪質だ、俺がやった証拠はあるのかと言う奴もいるが」
 悪事を指摘されてだ。
「こういうことを言う奴はドラマ等でよくいるが」
「実際にいるのよね」
「そうだ、そしてそうした奴もな」
 フックはさらに話した。
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