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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百二十二話 エル=アラメインの勝利その三

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「どんな些細なものでもな」
「体調は常に万全であるべきですね」
 千早は一葉のその言葉を聞いて頷いた。
「そうですね」
「だからよ」
「どんな怪我でもですね」
「すぐに手当てや治療を受けないと駄目よ」
 千早に対して話した。
「いいわね」
「そうします」
「特にライダーの人達はそうですね」
「あの人達は常に一番激しい場所で戦っていますから」
 雪梅とノア=シェルダンはサポートの場所から言った。
「怪我が絶えないので」
「尚更ですね」
「あの人達は凄く無理をしているけれど」
 谷崎ナオミが言ってきた。
「その無理がね」
「よくない」
 一葉はナオミにも話した。
「だからだ」
「怪我をしたら」
「あの人達は無理でもだ」
「下がってもらうべきなのね」
「首に縄をかけてでもな、今のライダーの人達は伊達さんは自分から下がってくれるが」
 今はプロトタイプバースで戦っている彼はというのだ。
「しかしな」
「火野さん、後藤さん、湊さんは中々ね」
「特に後藤さんですね」
 今は控えている恋々とカナタも言ってきた。
「あの人は身体を張って戦われて」
「無茶をしがちだから」
「それで中々下がられないので」
「注意が必要うね」
「そうだ、あの人が一番問題だ」
 一葉もこう言った。
「いつも気になっている、だが」
「安心して下さい、私がお話すればです」
 エリナが言ってきた。
「下がってくれます」
「上官にあたる貴女が言うとだな」
「後藤さんは確かに無茶をする人ですが」
 それでもというのだ。
「命令になるとです」
「聞いてくれるか」
「ですから」
 彼はそうした人物だからだというのだ。
「安心して下さい」
「ではその時は頼む」
「はい、やらせてもらいます」
「さて、はじまったばかりだけれど激しい戦いになっているから」
 美炭は戦局を見て仲間達に話した。
「怪我をする人も出て来るよ」
「そうですね。それでは」
「その時は」
「その人達を手当てしよう」
 雪梅とノアに話した。
「僕達がね」
「それが私達の役目ですから」
「スサノオとの戦いでは」
「そうしよう」
 後方でこうした話をした、そして実際にだった。
 空から激しい攻撃を行っていたターリャが負傷した、それを見た風子が彼女に地上から言ってきた。
「ターリャさん、もうね」
「今はだな」
「下がって」
 こう言うのだった。
「そしてね」
「手当てを受けるべきだな」
「そうしないと駄目よ」
「わかった」
 ターリャは冷静な声で答えた。
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