243 四聖獣の加勢
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てしまう。我々の力で杖を探すのだ」
次郎長が口説く。
「うん!」
和光はキングギドラに乗って撤退しながらトランシーバーを取り出す。
「こちら和光晴生。杖の所有者達が攻めてきている!今ディズレーリが撃破された!!」
『何だと!?』
応答したのは女王だった。
『こちら片岡利明!今すぐ迎撃に向かう!!』
『こちらアサカワ。同じく!!』
和光はヴィクトリア女帝の館へと戻った。岡本が出迎える。
「和光。杖のガキが次々と敵を撃破しているとな?!」
「ああ、ディズレーリが撃破された」
「マジか、今反日武装戦線の片岡とアサカワがそいつらの所に行ったが、俺はヴィクトリアが戦っている最中を狙って弱めてやるよ」
「そうか、ま、あの女王の気に障んねえよう気をつけろよ。それから俺は一先ず別の相手をさせて貰うぜ」
かよ子達が先へ進むと、大野や関根など見聞の能力を持つ者がまた敵が来た事を悟るように周囲を見回していた。
「大野君、関根さん、また来てるの?」
かよ子は質問する。
「ああ。あっちの方が怪しい!」
大野は東側の方角を差した。大量の馬が突進してくる。
「あ、あれは馬!?」
かよ子は相手は人間ではないのかと驚いた。
「もしかしてあの人みたいに映画に出てくる馬なの!?」
だが、考える間もなく馬達が炎や雷などを纏ってかよ子達に飛びかかって来た。
「ひええ〜!許しとくれ〜!!」
友蔵は泣き喚いた。
「しょうがないわね」
先程共闘した少女がスケッチブックから馬や牛を出して敵の馬に体当たりした。
「皆、俺達もやるぞ!」
大野が促した。だが、多くの馬が勢いよく跳ね飛ばされる。かよ子の武装の能力が動いていた。
「邪魔だよ!!」
かよ子は更に短刀を向ける。冷気が跳ねられた馬を襲い、馬は凍死していく。
「邪魔するなら返り討ちにするよ!」
かよ子は一人で馬をなぎ倒していくのだった。
かよ子が馬を倒す現場の遠くである男が馬の死の方角を確認していた。命からがら逃げてきたような馬がその男に「ヒヒヒーーーン!!」と嘆くように鳴いた。
「そうか、そっちに杖の所有者が来ているのか」
男は動き出す。そしてとある雌の馬に乗る。
「アイリス!その少女を亡き者にするぞ!!」
杖の奪還を目指す所有者の少女を排除すべくまた次の敵が牙を向く。
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