第五百二十一話 ボズワースの激戦その十二
[8]前話 [2]次話
「非常にだ」
「人気が高いのね」
「実際にな」
「そのお姿なら人気があって当然ですね」
ソーカも言ってきた。
「私も思います」
「そう言うあんたもかなりだと思うけれど」
「私もですか」
「今の姿は」
ソーカのそれはとだ、タツマキは本人に話した。
「かなりね」
「人気が出ますか」
「そう思うけれど」
「はい、ソーカさんも美人っすよ」
ゴブタが右手を挙げて言ってきた。
「それぞれの世界で美人揃いですが」
「この通りよ」
「そしてタツマキさんもっす」
彼女にも言うのだった。
「かなりっす」
「私もなの」
「美人っすよ」
こう言うのだった。
「本当に」
「そうなのね」
「自信持っていいっすよ」
ゴブタは純粋に笑ってこうも言った。
「どの人もっす」
「そうなのね」
「そうっす、ただっす」
ゴブタはこうも言った。
「人間中身が大事っすよ」
「それでなの」
「はい、中身が鬼だとっす」
それならというのだ。
「鬼っす」
「待て、それだとだ」
タツマキは言うゴブタに突っ込みを入れた。
「そちらの世界の鬼のだ」
「紫苑さん達っすか」
「あの者達はどうなるのだ」
「この場合は心がっすよ」
「人間か」
「そうっす、紫苑さん達はとても人間的っすか」
「角がないと人間にしか見えないな」
タツマキもこう言った。
「最早」
「そうっすね」
「ガビルやゲルドもな」
彼等もというのだ。
「そして君もな」
「おいらもっすか」
「心は人間そのものだ」
種族は違えど、というのだ。
「極めてな」
「私もそう思う」
イケメンマスクも言ってきた。
「君達は私達の仲間でだ」
「人間っすか」
「むしろいい意味でだ」
それでというのだ。
「人間よりもだ」
「人間的っすか」
「そう思う」
「そうよね」
チャーミーもその通りだと頷いた。
「私達が戦った悪魔憑きの連中なんてね」
「もう完全にな」
「人間じゃないからね」
マグナとラックも言ってきた。
「心がね」
「特に頂点にいる三人な」
「あの連中になるとね」
「完全に化けものだな」
「あの連中なんかより遥かにだよ」
チャーミーはまた話した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ