第五百二十一話 ボズワースの激戦その十一
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「お腹一杯になるよ」
「食べものは沢山あるから」
繭良が笑って言ってきた。
「どんどん食べましょう」
「そうするね」
「私も食べますし」
「それで無目大きくするのね」
「胸は関係ないです」
繭良はチャーミーのその言葉に顔を赤くさせて反論した。
「これは勝手にです」
「大きくなるの?」
「そうですから」
「胸ってそうなるものですか」
「そうなのかしら」
スノーホワイトはハーゴゴア=アリスに続いた。
「それはちょっとね」
「わからないわね」
「その人それぞれじゃないかしら」
「そうよね」
「そんなのそれぞれよ」
タツマキが忌まわしそうに言ってきた。
「私は小さくて妹はよ」
「フブキさんですね」
「あの人ですね」
「妹より胸は小さくて背も低いのよ」
自分からこのことを言った。
「これがね」
「タツマキさんはお嫌ですか」
「コンプレックスなんですね」
「そうよ、あの娘はあの娘で思うところがあるみたいだけれど」
自分にコンプレックスを持っているというのだ。
「けれど私もよ」
「タツマキさんはタツマキさんで」
「コンプレックスがおありですね」
「胸と背はどうしようもないわ」
この二つのことはというのだ。
「もうね」
「胸とか背とかどうでもよくない?」
チャーミーは本来の等身に戻って話した。
「別にね」
「そう言うのね」
「だって身体のことはどうしようもないから」
自分ではというのだ。
「だからね」
「気にしてもなの」
「仕方ないでしょ」
こう言うのだった。
「本当にね」
「それはそうだな」
「そうだね」
マグナとラックはチャーミーの言葉に頷いた。
「強さ弱さじゃなくて」
「身体のことは本当にどうしようもないからな」
「背とか胸のことはね」
「それを言ってもな」
「そうだよね。だから気にしなくていいよ」
チャーミーはまた言った。
「別にね」
「そうなのね」
「そうそう、というかタツマキちゃん人気ない?」
「人気?」
「そっちの世界でね」
「人気はある」
イケメンマスクが言ってきた。
「彼女は」
「やっぱりそうね」
「ただ強いだけでなく外見もだ」
これもというのだ。
「非常にだ」
「ポイント高いってなってよね」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
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