第五百二十一話 ボズワースの激戦その三
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「あらゆることで息が合うである」
「オラゴンもな」
「そうであるな」
「けれどガビルさんはデリカシーがないだけでよ」
霞はあらためて言った。
「和真さんはね」
「スチールがかよ」
「もうその時の手がいやらしくて」
スチールの時のというのだ。
「実際にスカートの中のもの獲るから」
「だから何かあった時だけだ」
和真はこのことは断った。
「本当に何もないとだろ」
「その技だけで充分よ」
こう和真に返した。
「全く以てね」
「全くだ、そのいやらしさどうにかならないのか」
ダクネスはまた言った。
「それがいいといっても」
「いいって言ったな、今」
「その変態で屑で見下げ果てたいやらしさがな」
顔を赤くさせて語った。
「私としてはいいのだが」
「いいって言ったよな」
「そうだよな」
「はっきり聞いたぞ」
ガビルの手下三人も話した。
「あんた前から思っていたが」
「かなり特殊な好みだな」
「そうだよな」
「ダクネスさんはそうですよ」
ウィズも否定せずに答えた。
「ずっと」
「そうだよな」
「最初会った時からこうだったしな」
「何かおかしいと思っていたぜ」
「こうした方ということで」
ウィズは三人にも話した。
「ご理解下さい」
「全く、俺が変態とか言うしな」
「けれど和真さんは実際にですよ」
ウィズは和真にも話した。
「その様にです」
「評判悪いのかよ」
「否定出来ないです」
「何かな」
「そしてガビルさんも」
「ううむ、最近勉強しているであるが」
ガビルは難しい顔で述べた。
「どうもおなご衆からはです」
「人気がないですか」
「少なくとも交際相手としては」
「まあもてなくてもいいよ」
こう言ったのは星鎖だった。
「お友達ならね」
「いいですか」
「僕はそう思います」
こうウィズに話した。
「どうも交際のことはです」
「まだですか」
「考えられなくて」
「そうですか」
「ガビルさんはいい人でお友達にも人気がありますので」
星鎖はガビルのことも話した。
「別に困ったことはないかと」
「そう思われますか」
「また近いうちに」
その時にというのだ。
「いい人とです」
「一緒になれますか」
「僕はそう思います」
ウィズに微笑んで話した。
「そう」
「そうですか。そうした考えもありますね」
ウィズは彼の考えを否定しなかった。
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