第92話
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動きが強さに見合ってねえ…おめえ、その強さになったのつい最近だろ?老界王神のじっちゃんから潜在能力を引き出してもらった時の悟飯と似てる。」
昔、老界王神に力を引き出してもらい、強大な力を出せるようになったものの、長い間修行をサボっていたため、強さに反して動きが噛み合っていなかった昔の悟飯とグラノラは同じ状態なのだ。
「その力を手に入れてから修行してねえな?明らかに他の技に慣れてねえ。経験が足りねえからオラを押し切れねえんだ」
分身とは言えその状態でも身勝手と併用したブルー以上だったと言うのに押し切れなかった。
グラノラの怠慢が今の状況を招いている。
「…なるほど、ならば…この闘いでその経験を補うだけだ。」
「?」
「闘えば闘う程強くなるのは貴様らサイヤ人だけの特権じゃない。俺も同じだ!」
気を高めるグラノラに悟空は笑みを浮かべる。
「言うじゃねえか、そうこなくちゃな」
悟空も疲弊した体に気合を入れ、気を高めて突撃した。
再び拳と蹴りを繰り出し合う悟空とグラノラ。
その姿をベジータは不満そうに見つめていたが、悟空の気のブレに気付いていた。
「(カカロットの気が不安定になり始めている…“兆”を維持出来るのも後僅か…か…)」
いくら通常の状態で身勝手が使えるようになり、変身の身勝手の変身時間が延長出来ても悟空は人間だ。
必ず限界は存在する。
もし、悟空が負けたなら進化を遂げた自分がグラノラを叩き潰す。
仙豆を取り出しながらベジータは自分が悟空より上だと今度こそ証明してやるのだ。
グラノラの拳を受けながらも悟空も殴り返して吹き飛ばし、追撃の気功波を放った。
グラノラは瞬間移動でかわし、悟空も瞬間移動でグラノラを追い掛ける。
どちらも瞬間移動で移動しながら激突し、途中で足を掴まれた悟空がグラノラに投げ飛ばされ、気を弓矢の形をして気弾を放った。
「チッ!!」
何とか受け止めて上空に弾き飛ばす悟空だが、様子がおかしい。
“兆”のオーラの勢いが明らかに衰えている。
「(やはり、カカロットは限界が近いか…)」
「くそ…やっぱりいきなり完全な身勝手の後に“兆”を使うのは無理があったか…もう限界が来やがった…」
「どうした?もう終わりかサイヤ人」
疲弊している悟空に対してまだまだ余裕があるグラノラ。
それに悟空は深呼吸すると不敵な笑みを浮かべる。
「へっ、サイヤ人ってのはしぶといんだぜ。まだまだこれからだ」
弱り始めた体を叱咤してグラノラへと向かっていく悟空に対してグラノラも突撃した。
(キャラ紹介※今回は2人)
“トランクス(現代)”
ベジータとブルマの息子で長男。
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