第92話
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リギリまで引き付けて上昇する悟空にグラノラは両手を上げて気弾を誘導するが、瞬間移動でかわしながら懐に入り、かめはめ波を直撃させた。
「はあ…はあ…っ…」
胸の傷を押さえながら吹き飛ばしたグラノラの方を見るとグラノラは咄嗟にシールドを展開して防いでいた。
「俺は…宇宙一になったんだ!フリーザ軍の一般兵士に負けてたまるか!」
「別にオラ達はフリーザの部下じゃねえぞ」
「一体どれだけ昔のことを言ってやがる。俺達サイヤ人はフリーザに惑星ベジータごと殆ど滅ぼされたんだ。後は何人か純粋の生き残りがいるくらいで残るサイヤ人の殆どは地球人との混血だ」
「な、何だと…」
『オイ、グラノラ…聞イテイタノト違ウゾ。』
眼帯型の機械から音声が発せられる。
「いや、オートミル…問題ない…例えその話が本当だとしても…俺が復讐を止める理由にはならない!お前達を倒した後はその地球と言う星に行って残りの生き残りを仕留めてやる!!」
グラノラが悟空に拳を振りかざすが、悟空はその拳に頭突きをする。
「ぐあ…っ!」
元々の石頭に“兆”で強化された頭突きでグラノラがあまりの威力に拳を押さえる。
「確かに昔のサイヤ人はわりいことをした。サイヤ人を恨みに思うのも無理はねえが、だからって何もしてねえ奴らにまで恨みを向けんのは止めろっ!!」
「黙れ!フリーザに滅ぼされていようが何だろうと関係ない!平和に暮らしていたシリアル人を滅ぼしたサイヤ人を許せるわけがないだろ!!」
「…やっぱおめえを止めるには一度ぶっ倒すしかねえみてえだな」
「やってみろ野蛮人!!」
グラノラは再び誘導気弾を放ってくる。
今度は先程のよりも遥かに多い。
「オラにそんなつまらねえ技は通用しねえ」
再び舞空術で飛翔し、気弾をかわし続けながらグラノラに迫る。
「同じ手とは懲りない奴だ!」
そのままグラノラは気弾を操作するが、悟空も両手を構える。
「かめはめ…波!!」
かつてのフリーザとの闘いで使用した両手から操作出来るかめはめ波の気弾を放ち、一発をグラノラの間近の地面に叩き付け、視界を塞ぐ。
「ぐっ!?」
すぐにもう一発の気弾を放つ。
『正面カラ来ルゾッ!』
「なっ!?くっ、こんな物で…」
悟空の気弾をギリギリでジャンプしてかわすが、悟空は既にグラノラの真上にいた。
そして無言でグラノラの脳天に肘打ちを叩き込んで地面に叩き付け、そしてグラノラが放った気弾が本人に直撃した。
かつてのフリーザとの闘いで起きたことだ。
「やっぱな、おめえその力使いこなせてねえな」
「……」
「闘ってる時からずっと感じてたんだ。おめえの動きはチグハグなんだよ。技と
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