第92話
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うやらシリアル人ってのは真っ向から闘えない臆病で卑怯な民族のようだな」
「黙れ!奴を始末したら次はお前だ!!」
ベジータの言葉にグラノラが激怒するが、ベジータは鼻で笑うだけだ。
「貴様の目は節穴のようだな、現実が見えないとは貴様らシリアル人自慢の右眼も大したことがないんだろうぜ」
「…殺す順番を変えても構わないんだぞ」
「貴様自慢の右眼で向こうを良く見てみろ。自称宇宙一さん」
「…?なっ!?」
仰向けで倒れていた悟空が起き上がり、多少痛がりながらもグラノラの元に歩いてくる。
「ふう、後少し反応が遅れてたらやられてたぜ…」
「ば、馬鹿な…」
「言ったろ、オラはおめえよりずっと重てえパンチを…おめえより強え奴と修行してきたんだ。あれなら何とか反応出来るさ…と言ってもギリギリだったけどな」
界王拳を発動したフルパワーの悟林はグラノラと比較しても遥かに速く攻撃が重い。
何度もそんな攻撃を受けてきた悟空がそう簡単にやられはしない。
「…だが、銀髪の変身の技の精度は相当落ちている。そんな状態で俺の相手が出来ると思うか!?」
「…確かに今の身勝手じゃ無理だ…でもよ…完全にかわせなくてもやりようはあるんだぜ」
銀髪の身勝手の変身を解いてもう一度変身する。
「おい、そいつは…」
「黒髪…?」
青白いオーラを纏い、瞳孔のある銀色の瞳は変わらないが多少逆立った髪の色が黒髪のままだ。
ベジータはまさかの隠し球が完全身勝手の一段階下の変身であることに驚く。
「こいつはさっきの完全な身勝手の1個下…身勝手の極意“兆”だ」
「ふ、ふふふ…何をするつもりかと思えばさっきの銀髪の変身の下の変身か…今更そんな格下変身でどうするつもりだ!?」
「そいつはやってみりゃ分かるさ…行くぞグラノラ」
「舐めやがって…」
悟空は構えるとグラノラに向かって回し蹴りを繰り出し、グラノラが腕で受け止める。
そして悟空が拳を繰り出すとグラノラは最低限の動きでかわして悟空の首を狙おうとする。
悟空はほんの少しだけ体を動かし、攻撃を受けつつも殴り飛ばした。
グラノラの口の中が切れたのか血が流れる。
「なっ!?」
「へっ、オラに同じ手は効かねえって言ったろ」
「チィッ!紛れ当たりで調子に乗るな!!」
今度は貫手で悟空の脇腹の急所を狙うが、悟空はそれをずらして攻撃を受けながらもグラノラの腕を掴み、グラノラの腹を殴って悶絶させるとがら空きの腹に連続で蹴りを入れ、最後には殴り飛ばした。
「紛れ…じゃねえだろ?」
「ぐっ…貴様…ずらしてやがるのか…急所を…しかもこの攻撃…銀髪の時よりも重い…!?」
分身が喰らった銀髪の身勝手の
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