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星河の覇皇
第八十二部第四章 破竹の進撃その八

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「ないとな」
「これに越したことはないよな」
「軍人になったけれど戦争がない」
「それが理想でな」
「もっと理想を言えば」
 連合では戦争は今のところ心配がないがこのことがこれからもそれこそ永遠に続いて欲しいというのだ。
「テロする馬鹿とかもいなくて」
「海賊だってな」
「ああした連中もいなくなって」
「そしてな」
 さらに話すのだった。
「災害がなくて」
「事故もない」
「俺達ってこっちの仕事が大抵だからな」
 戦争はなくとも軍隊には仕事がある、災害や事故が起これば救助や復旧に向かわないといけない。それもまた国防を担う軍隊の仕事なのだ。
「こればかりはなくて欲しいと思っても」
「起こるのが災害だからな」
「事故もな」
「だからこればかりはな」
「ここでこう言ってもな」
 なくて欲しいとだ。
「起こるからな」
「もうこれは仕方ないな」
「放っておくとか論外だしな」
 災害、そして事故をだ。現場から救える人命を救い復旧作業を行わずして何が軍隊かというのである。
「だからな」
「災害や事故が起これば」
「その時はな」
「俺達は絶対に行く」
「行かないと軍隊じゃないぜ」
「国を、国民を守るのが仕事だからな」
 こう学生達の間で話した、士官学校の。
「そこはわかってないとな」
「俺達にしても」
「最低限の職業倫理だしな」
「幾ら普段適当でも」
 そうした風に生きていてもというのだ。
「こうしたことを忘れるとな」
「軍人でも何でもないからな」
「だからな」
「こうしたことはしっかりしてな」
「何かあったら行く」
「その気持ちは忘れたら駄目だな」
 彼等は部活をしつつ話した、そして。
 その中でだ、彼等はフェシングをしていくが今度はそのフェシングに対しても話をした。
「何か最近フェシング人気あるよな」
「あるある、漫画にもなってな」
「フェシング人気高まってるよな」
「女の子にももてるとかな」
「そう言われてるよな」
「俺達軍人ってな」
 ある学生がこんなことを話した。
「軍服姿で人気あるけれどな」
「軍服が恰好いいとかな」
「警官と同じ理由で人気あるよな」
「それで合コンとかやるけどな」
「若し軍服ないとな」
「後何で人気取るか」
「収入が安定してるとかな」 
 ここで社会的地位がつかないのが連合である、軍人の社会的地位は低くはないが決して高くはないのである。
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