第2話:仲間、そして
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あれから一ヶ月が経過しようとしていた。
俺とスズキはいつものようにフィールドのモンスターを狩っていた。
スズキ「“ブレイズスラッシュ”」
モンスター×9「ホワァォァァァァァァァ!?」
パリリリリリリリィン
相変わらず強過ぎるススギのソードスキルは大量のモブモンスターを蹂躙した。
ビギナープレイヤー「助けて下さりありがとうございます!」
スズキ「いいっていいって♪お互い助け合ってなんぼのもんだ!」
そしていつものように右も左も知らないビギナープレイヤーをモンスターから助ける。
ビギナープレイヤー「そんな…何かお礼でも…」
スズキ「礼ならそこの黒髪に言っとけ。アンタを見つけたのはアイツだからよッ♪」
キリト「ええっ!?俺!?」
そしていつものように俺に振り回す。
毎回疲れるよ????
スズキ「サンキューキリト♪お前の索敵スキルのお陰で上手く見つけられたぜ♪」
キリト「別に・・・俺は何もしてないさ」
スズキ「ったく???これだから謙虚なイケメンってのは????」
そうか?
俺が言うのもなんだがスズキの顔はかなり整って方だと思うのだが???
なんて口にするとまた色々言われるのも面倒くさいし黙っておこう。
キリト「さっきの人から聞いたんだが、今日は第一層の攻略会議があるそうだ」
ススギ「随分長引いちまったな???もうそろそろ一月経つし???よし、俺達も行くとしよう」
俺たちは訳あってこれまで攻略に手を加えなかった。
それはさっきのようなビギナープレイヤーを助けるため。
同時に見返りとして情報を得るためでもあった。
まぁ情報共有は毎回俺の仕事なんだが???
「いつもありがとよ!キリト」
お陰で約2000人まで上り詰めると思われた死者数も約400名まで抑えられた。
これらはほとんど俺とスズキで行ったことだ。
しかしそれでも俺たち2人だけじゃすべてを助けるのは不可能だ。
俺たちがこうしている間にもこのデスゲームの恐怖に怯える人達だっている。
そこでスズキと俺は第一層攻略会議に参加しコミュニティを作り上げるべく第一層へと向かった。
茅場「フム????想像以上にプレイヤー達は慎重に動いている。いくらβテスター達が情報を共有しているとは言えここまで抑えられるものなのか???実に面白い」
男茅場晶彦は想定外の事態にも関わらず微笑んでいた。
茅場「どれ。私もそろそろ一人のプレイヤーとして動くとしよう。この一ヶ月データの管理で退屈していたからな。アバター名は??????私の名前から組み取ってヒースクリフってのはどうだろうか?」ドヤァ
第一層:トールバーナに
スズキ「ここが・・・」
キリト「あ
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