暁 〜小説投稿サイト〜
もう一人の八神
新暦79年
異世界旅行 〜カルナージ〜
memory:40 目標
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ていく。
だけど、全力勝負が楽しくて二人とも笑っている。

……こういうのも男の子同士の友情っていうのかな? ……あーっ、もう!? こういう試合見てるとウズウズしちゃうよっ!

「……これが悠莉さんの……最強の実力……」

となりで食い入るように見ているアインハルトさん。
その手には堅く拳が握られていて、わたしと同じ気持ちになっているみたい。

また二人を見ると今度はユーリが動き出すところだった。
エリオの一撃を受け止めて一気に押し返し距離ができた瞬間、ユーリの姿が消え、エリオに斬りかかっていた。

そして……。

「ユウくんの勝ちみたいだね」

ストラーダを弾かれ、喉元に刀を突きつけられるエリオと突きつけるユーリ。

ほんとうに一瞬のできごとで、私たちは言葉を失った。

こ、これがユーリの実力。
わたしたちが挑むインターミドルのチャンピオンの実力なんだ……。

わたしの知ってるユーリとは違うユーリの実力は今のわたしには程遠いんだ。
インターミドルでいい結果を出すためにもっと頑張らないと!

-side end-

-side other-

あっという間に三日目も何の問題もなく楽しく過ごした面々は最終日を迎えた。

「じゃあみんな」

「ご滞在ありがとうございました♪」

「こちらこそ!」

『ありがとうございましたー!』

充実したオフトレツアーも、とうとう終わりを迎え、ミッドチルダに帰った。

-side end-
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