R8話 善意のWing【翼】
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ぶとするか。」
「おい!待てっ…!」
俺は指パッチンと共に閃光のように姿を消す。
流石に姿を消してしまうと追いようがない……ライブはその変身を解除する。同時に侑もその変身を解除して、地面に横たわってしまう。
それを見た陽人は急いで彼女の元に行き、その様子を伺う。
「大丈夫か!?」
「う、うん...なんとかね///??ところで君は?」
「俺は宮下陽人ーーー防衛学科一年…またの名を仮面ライダーライブ。」
「ライブ……」
多くを語る体力を削がれてしまった侑の肩を持った陽人はゲームエリアから抜け出そうと元いた道を歩いていく……
すると。
「「侑ちゃん(さん)!」」
「歩夢…それに生徒会長…」
「打撲だらけじゃないですか…保健室に??」
「いや…それはダメだ。」
「「え?」」
侑の肩を持つ陽人が侑の返事よりも先に、2人にその返答をする。見ず知らずの人に急に否定されたことに歩夢はキョトンとする。
「えっと??あなたは…?」
「俺は防衛学科一年 宮下陽人。高咲侑と同じ仮面ライダーだ。」
「え…?」
「防衛学科は政府特務機関ヘラクレスって部隊の管轄だ。そして怪人や仮面ライダーに関する事項はごく一部の人間しか知らない…日常生活に大きく影響するからな。だから保健室に行って情報が漏れることは避けたい。」
「で、でも…」
困惑する歩夢。
そこで側にいた菜々は歩夢の態度をさらに軟化させようと、自分が把握している情報を説明しようとする。
「上原歩夢さん、この防衛学科の陽人さんが言っていることは理にかなっています???私もこの目で見ましたが、保健室で解決していい話ではないかもしれません。」
「生徒会長…」
頭ではなんとなくその論理が理解できた歩夢???それでも困り眉が治ることはない。
だが……次の瞬間。
「……ほいっと。」
「「「!!!」」」
「なんか重大な話っぽかったけど???もう治っちゃった♪」
「え…マジかよ???」
同じく仮面ライダーである陽人ですら目を疑った???当然と言えば当然。
この世界は多種族混合社会…異形の存在が居てもおかしくはないが、それにしてもこの生命力は異常と言わざるを得ない。
しかし侑はなんの困惑もせずに陽人に言いよる。
「陽人くん、君たち…ヘラクレスだっけ?その人たちの中に君以外にも仮面ライダーがいるの?」
「え?あぁ…俺ともう1人、防衛学科の学生長が??」
「そっか……」
「あっ…そういえば???」
菜々は思い出したように陽人に口添えをする。
「陽人さん。侑さんも歩夢さんもスクールアイドル同好会の一員になる予定だそうです。」
「!…そうか。
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