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第四十一話 夏休み前その一

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                第四十一話  夏休み前
 テストは終わり結果はすぐに出た、一華達はそれぞれの結果を見てほっとした。
「よかったわ」
「ええ、赤点じゃなかったし」
「むしろ結構点数よかったし」
「ほっとしたわね」
「本当にね」
 クラスでそれぞれ話した、そしてだった。
 かな恵はその顔でこう言った。
「お母さんもよかったねって言ってくれたわ」
「それは何よりね。おばさんあんまりにも成績悪くないと怒らないのよね」
「けれどやっぱりいい方がね」
 一華に応えて話した。
「喜んでくれるのよ」
「そうなのね」
「だからね」
 それでというのだ。
「お母さんも喜んでくれてお父さんもね」
「おじさんもなのね」
「喜んでくれて」
「かな恵とってはよかったのね」
「ええ、それで進学もね」
 これもというのだ。
「いけるってね」
「おじさんとおばさん言ってるのね」
「そうなの」
「それは気が早いでしょ」
 留奈はかな恵の両親の話を聞いて首を傾げさせた。
「まだ一年の一学期なのに」
「そうだけれどね」
「おじさんとおばさん今からなの」
「そう言ってるの」
 実際にというのだ。
「そうね」
「そうなのね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「私も早いわよって言ったら」
「どう言われたの?」
「ずっとこの調子でいけってね」 
「そう言われたの」
「それで推薦取って」
 そのうえでというのだ。
「進学しろってね」
「言ってるのね、おじさんとおばさん」
「そうなのよ」
「本当に気が早いわね。ただかな恵元々成績いいから」
 今度は理虹が言ってきた。
「心配ないと思うけれど」
「それでもなの」
「今からそう言ってるのね」
「そうなのよ」
「相当悪くないと怒らないのにいいとなの」
「言うのよ」
「ちょっと違うわね。まあ私達は五人共そんなに成績悪くないから」
 だからだとだ、理虹は言った。
「神学はこのままいったらね」
「いける?」
「推薦でね」
 それでというのだ。
「いけるんじゃない?商業科もね」 
 自分達の学科もというのだ。
「工業科農業科もだけれど」
「あと水産科、看護科もね」
「うちの学校学科に関係なく」
 それでというのだ。
「推薦枠多いからね」
「だからよね」
「推薦貰えるわよ」
「そうなのね」
「私達位の成績でいけば」
 それでというのだ。
「いけると思うわ」
「そうなのね」
「まあ相当成績と素行が悪くないとね」 
 一華も言ってきた。
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