第一物語・前半-未来会議編-
第十六章 青の雷竜《3》
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の地から離れ、地元へ帰るため出航した。
大気を震わせ、加速機から音を鳴らす。
宇天の長を乗せたドレイク級戦闘艦・華空は方向を変え、海の方、西へと向かった。
轟く加速音は徐々に小さくなっていき、巨大な艦の姿も山の向こうへと消えていった。
それを合図とするように、日来は完全監視状態となり、地上にも本格的に黄森の隊員が監視に当たった。
雨はまだ止むことなく、何かを告げることもなくただ降り続いていた。
怒りがこもった雷雲は何時しか消えて、今は悲しく、寂しく。
ただ、空から雨が落ちるだけだった。
そして、この日から二日後。辰ノ大花所属宇天学勢院覇王会会長ヶ長、委伊達・奏鳴の解放は三日後の午後五時に行うと、黄森から神州瑞穂全土に通達された。
つまり、彼女の余命は解放が行われるそのときまでだ。
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