第五百十九話 牧野の死闘その十四
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総員でスサノオに向かった、激しい戦闘がいきなりはじまった。
その戦いを見てだ、コルベールは言った。
「さて、この度もです」
「物凄い戦いじゃのう」
クーベルが応えた。
「スサノオは今回も強いわ」
「そうですね、ですが」
「それでもじゃな」
「この戦いもです」
「七海達の勝ちじゃ」
そうなるというのだ。
「間違いなくのう」
「そうなりますね」
「あの者達なら大丈夫じゃ」
クーベルは明るい声で話した。
「敵が幾ら強くともじゃ」
「はい、彼等ならです」
「やってくれるわ」
「これまでそうであった様に」
「この度もじゃ、見るのじゃ」
その戦いをというのだ。
「しかとな」
「苦戦している、しかしだ」
バックスの声は微塵も揺らぎのないものだった。
「目は死んでいない、幾ら攻撃を受けてもだ」
「的確に動いておるしのう」
「戦術も崩れていない」
「真っ当じゃ」
「これで負ける筈がない」
「勝つのう」
「そうなる、では我々はだ」
バックスはクーベルに話した。
「我々のすべきことをするのだ」
「指示を出してじゃな」
「戦いが終わった時に備えよう」
その時にというのだ。
「そうしよう」
「それではのう」
クーベルも頷いた、そしてだった。
戦の後の用意もしつつ指示も出していった、その指示も的確であり。
戦士達はスサノオを戦術からも攻めていった、そのうえでダメージを与えていった。そうしているとだった。
スサノオの動きが鈍ってきた、犬屋敷はそれを見てライダー達に話した。
「いいかな」
「はい、ここでですね」
「総攻撃を仕掛けてね」
キバに対して話した。
「そしてね」
「決着をつけますね」
「そうしたらどうかな」
「ああ、犬屋敷さんの言う通りだな」
「そうですね」
キバットとタツロットがここで賛成の意を述べた。
「スサノオの動きが鈍ってきました」
「見ればあちこちダメージを受けているな」
巨大なその身体がだ。
「それじゃあな」
「ここで、ですね」
「決めるべきだぜ」
「僕達全員の攻撃で」
「そうだね、じゃあやろう」
キバも頷いた、そうしてだった。
構えを取った、それに他のイクサとダークキバ、マサオのキバそれにガルル、ラモン、力も続いてだった。
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