第五百十九話 牧野の死闘その五
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「本当にです」
「いい人でござる」
「僕もそう思います」
「まあ口は悪いがな」
ヤミは煙草を吸いながらこのことはと述べた。
「そこだけだな」
「あと偉そう」
「誤解されやすい性格よね」
またミナエルとユナエルが話した。
「クラムベリーやカラミティメアリーみたいにどうしようもない奴じゃないけれど」
「変に敵を作るわよね」
「けれどわかった人には好かれるよね」
「私達もそうなったしね」
「そうだな、じゃあ頼むな」
ヤミは煙草を咥えてルーラに言った。
「うちの小僧のことを」
「わかったわ、じゃあ行くわよ」
ルーラはヤミに強い声で応えてだった。
双子とたまを連れてアスタの救援に向かった、そのうえで彼と共に戦った。
戦いは続きその中でだった。
シュラはエクスカリバーを振るって共にいるデスマスクとアフロディーテに対して鋭い声でこう言った。
「俺が中央を引き受けろ」
「それで俺はどっちだ」
「右だ」
「では私は」
「左だ」
こうそれぞれ言った。
「そうしてくれるか」
「ああ、わかった」
「ではそうしましょう」
「そしてだ」
シュラはさらに言った。
「奴が技を出したらな」
「その時は退くか」
「すぐにそうしましょう」
デスマスクもアフロディーテも応えた。
「シャカが技を出したなら」
「すぐにこの場を去るぞ」
「そうするぞ、奴は違う」
シュラは三人と共に攻撃しつつシャカのことを話した。
「微塵も躊躇することなく技を出す」
「仲間を巻き添えにする技でもな」
「そうしますからね」
「それが俺達でも同じだ」
黄金聖闘士同士でもというのだ。
「よけると決め付けてだ」
「そうしてくるからな」
「避けましょう」
「その時はな」
「あのですね」
ここで亀吉が言ってきた。
「シュラさん達はそうした時逃げろとか言われますね」
「シャカさん一切言われないですね」
春鹿も言ってきた。
「それでいきなりですから」
「困るんですけれど」
「どうにかならないですか?」
「シャカだからな」
デスマスクが答えた。
「だからな」
「そうしたことはですか」
「されないですか」
「あいつはそうした奴だ」
デスマスクはこうも言った。
「昔からな」
「敵には容赦しないのです」
アフロディーテも話した。
「そしてその際犠牲も躊躇せず」
「攻撃するんですね
「そうしてくるんですね」
「はい」
まさにというのだ。
「そうした人なのです」
「ですよね」
「私達もシャカさんと付き合い長いですが」
亀吉も春鹿も困った顔で話した。
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