第五百十九話 牧野の死闘その三
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「そうだな」
「そういうことだな、流石にわかっておられる」
姫和はそうして戦うライダー達に述べた。
「紅さん達は」
「そうよね、敵の数が多いなら身体は一つよりも幾つもあった方がいいわ」
可奈美はこう言った。
「合わさるよりもね」
「ねね」
ねねも応えた、既に変身して戦っている。
「そして一体の強い敵と戦う時は」
「合わさるのね」
沙耶香も言った。
「そうね」
「そうよね、それじゃあ」
「私達はそのライダーの人達をを援護して」
「ここで戦っていきましょう」
「わかったわ」
可奈美は笑顔で応えてだった。
そうして六人とねねでその場で戦っていった、だが。
それを見てだ、ルーラは言った。
「あちらに私達も行くべきね」
「戦力が足りないかな」
「そうかな」
ミナエルとユナエルがそのルーラの後ろで首を傾げさせた。
「あそこは」
「六人とねねだけじゃ足りない?」
「その左手よ」
ルーラが言うのはそちらだった。
「戦力が足りないわ」
「あっ、アスタさんだけですね」
たまが見て言った。
「幾らアスタさんでもお一人だと」
「しかも彼向こう見ずね」
ルーラはアスタの性格も話した。
「彼は」
「だからですね」
「このままだと大怪我するわ」
「そしてそこに穴が空きますね」
「そうなる前によ」
ルーラはさらに言った。
「助けに入るわよ」
「わかりました」
「じゃあね」
「今からそっち行こうね」
ミナエルとユナエルはたまに続いた。
「そしてアスタ君助けようね」
「そうしようね」
「ああ頼む、さっきまでそっちには俺もいたがな」
後ろからヤミが言ってきた。
「この通り怪我したからな」
「それなら休んでいてね」
ルーラはそのヤミにも応えた。
「それで手当て受けてね」
「悪いな」
「悪くないわよ」
一切とだ、ルーラはまた言った。
「こうした時は本当にね」
「休むことか」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「またよ」
「戦えばいいか」
「そうすればいいから」
まさにというのだ。
「貴方も他の人も休んで」
「そうさせてもらうな」
「戦いは長いのよ」
ルーラはさらに言った。
「休める時は休まないとずっと戦えないわ」
「こう言われるのがルーラ殿でござるな」
ヤミと共にいるユキカゼが応えた、実はヤミと一緒にアスタと共に戦っていたが彼女も負傷して手当てを受けているのだ。
「優しい人でござる」
「口は悪いけれどな」
ヤミもまた言う。
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