第四十話 期末テストを前にしてその十六
[8]前話 [2]次話
「いいわね」
「ゴムは必要なの」
「そう、私だって持ってるし」
「お姉ちゃんもなの」
「当たり前でしょ、いざって時に備えてね」
そうしてというのだ。
「持ってるわよ」
「そうしてるのね」
「コンドームがあれば安心だから」
「いざって時は」
「それで持ってるのよ」
「いつも」
「そうよ、だからあんたもね」
妹に強く言うのだった。
「コンドームはね」
「持ってるわよ」
「いい心掛けよ」
「そこで驚かないの」
「持っていないことの方が問題だからね」
「そうなの」
「本当に何があるからわからないから」
だからだというのだ。
「それは持っておくことよ」
「それで私が持っていて」
「合格よ、いつも持っていてね」
「そうするわね」
富美子もそれならと頷いた。
「そうするわね」
「このことは絶対によ」
「備えておくことね」
「そうしないといけないものだから」
それでというのだ。
「いいわね」
「そうしていくわね」
「妊娠も性病もね」
「コンドームがあると」
「かなり安心出来るから」
「そうよね、そう思うと凄いわね」
「だからちゃんと用意して」
そしてというのだ。
「備えておきなさいね」
「そのことも大事なのね」
「そうよ、こうしたことについても知識を持って」
「備えておくことね」
「これを言わなかったり否定するなんてね」
そうしたことはというと。
「馬鹿なことを」
「だからお姉ちゃんも教えてくれるのね」
「そうよ、世の中変な考えの人がいて」
「こうしたことも教えないのね」
「教えるべきことでもね」
それでもというのだ。
「そんな人もいるのよ」
「それでそうしたことはなのね」
「私は教えるから」
「だから私がコンドーム持っても」
「いいって言うのよ」
その様にというのだ。
「しっかりとね」
「そうなのね」
「そう、じゃあテストは気持ちよく終わらせて」
いい成績を取ってというのだ。
「夏休みは学校の勉強もしながらね」
「人生の勉強もなのね」
「していってね」
「わかったわ」
富美子は姉の言葉に頷いた、そうしてだった。
テスト勉強に励んでいった、そのうえで夏休みを気持ちよく迎える為にもテストを頑張るのであった。
第四十話 完
2022・6・1
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ