第五百十八話 サラトガの攻防その九
[8]前話 [2]次話
「爆裂魔法だけでしかも普通は一日一発だけなんてな」
「この様に」
「しかしライダーの人達を見てるとな」
和真はまた言って来た。
「それもありかってな」
「思っていますか」
「そうなってきたよ」
こう言うのだった。
「俺もな」
「そうなんですね」
「ライダーの人達は懐が広いからな」
それ故にというのだ。
「本当にな」
「ううむ、和真も変わりましたね」
「そりゃ俺も変わる、色々な人達と出会ったしな」
これまでのライダー達と共に戦ってというのだ。
「だからな」
「数馬の器が大きくなるとは」
めぐみんはこのことに驚きの声をあげた。
「恐ろしいことです」
「そうよね」
「全くだ」
アクアとダクネスも言ってきた。
「和真が成長するなぞ」
「有り得ないと思っていたのに」
「誰でも成長するだろ」
「そうだな」
だが桜井とデネブはこう言った。
「人は誰でも成長するものだ」
「それなら佐藤も成長する」
「うむ、だからだ」
「驚くことでもないぞ」
「和真にこう言えるのが凄い」
ダクネスは素直に賞賛の言葉を述べた。
「全く以てな」
「そうよね」
アクアも真顔で頷く。
「ライダーの人達って」
「器が違うな」
「和真にもこう言うしね」
「私達にもだからな」
「違うのか」
ゼロノスは二人にも言ってきた。
「人間は限りなく成長するものじゃないのか」
「そう言われるとそうですが」
ダクネスは真顔で答えた。
「確かに」
「それなら佐藤もだ」
和真もというのだ。
「同じだ」
「そうなのですね」
「じゃあ私は?」
アクアは自分を指差してゼロノスに尋ねた。
「どうなの?」
「女神ならか」
「よく成長が止まってるって言われてたけれど」
「もうそれは乗り越えてるな」
止まった成長をというのだ。
「そうだな」
「それはね」
アクアも否定せずに答えた。
「もうね」
「そうだな」
「カンストと思ったら」
その状態に陥ったと思っていたがというのだ。
「それがね」
「違ったな」
「成長していっているわ」
「アクアさんは人間扱いということでしょうか」
グルドは戦いつつかなり真面目に述べた。
「そうなのでしょうか」
「凄く人間臭くはあるな」
「そうだよな」
「前から思っていたけどな」
「アクアって何かと人間みたいだな」
「女の子そのものだぞ」
ペンギンコマンド達もそれぞれ言う。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ