第五百十八話 サラトガの攻防その六
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「だからだね」
「はい、そうです」
「だから努力もしますし」
「良太郎は強いんです」
「私達よりも」
「そう言うんだね、しかしね」
社長はハナとコハナにも話した。
「君達も心が強いよ」
「そうでしょうか」
「私達はとても」
「いや、ずっと野上君の傍にいてくれているから」
それでというのだ。
「彼も頑張れたんだよ」
「ハナさんしっかりしていますよ」
「しかも優しい」
「頼りになる人やで」
ベールとノワール、ジョーヌも言ってきた。
「モモタロスさん達にはちょっと厳しいけど」
「いつも励ましてくれる」
「辛い時でも笑顔でいてくれますし」
「そうかしら。私は別に」
ハナはジョノワーズの面々の言葉にどうかという顔で返した、それは自覚のないというものであった。
「強くはないわよ」
「そう言いますけれど」
「私達はそう思っています」
「強い人やと」
「それならその期待に応える様にするわ」
「努力するわね」
二人で三人に応えた。
「良太郎みたいになれなくても」
「それでもね」
「そうしろよ、しかし本当に何でベルトないんだろうな」
モモタロスはまたこの話をした。
「鼻糞女には」
「だからそう言われても仕方ないでしょ」
ハナはモモタロスにどうかという顔で応えた。
「持っていないものは持っていないのよ」
「良太郎持っていてか」
「そう、同じ特異点でもね」
それでもというのだ。
「ライダーになるのは良太郎でね」
「おめえはなんだな」
「そう、戦闘はしないでね」
そうしてというのだ。
「こうして戦ってるのよ」
「そういうことだな」
「そして戦うのなら」
それならとだ、ハナはさらに話した。
「全力でいくわよ」
「だから次の戦いの為に休みなさい」
コハナもこう言った。
「そしてまた戦うわよ」
「ああ、そうするな」
モモタロスはコハナの出したお代わりのプリンを受けつつ話した。
「じゃあこれ食ったら寝るな」
「そうしてね」
「それでまた戦う時になったらな」
「すぐに行ってね」
「そうするな」
モモタロスも頷いてだった。
そうしてプリンを食べた後で休んだ、戦いはさらに続くのだった。
その戦いの中でだ、幸一は言った。
「まだまだ出るな」
「そうだな」
「しかしダイミダラーが来てくれて嬉しいぞ」
「やっぱり巨大ロボットはいいな」
「かなりの戦力だぞ」
ペンギンコマンド達が言ってきた。
「俺達だけじゃ危なかったがな」
「しかしダイミダラーがいると違うからな」
「どんどん戦ってくれよ」
「そうしてくれよ」
「是非共な」
「一緒に戦ってね」
リカンツも言ってきた。
「これから」
「ああ、しかし敵同士だったのにな」
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