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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百十八話 サラトガの攻防その一

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                第五百十八話  サラトガの攻防
 サラトガに着いてだ、モモタロスはこんなことを言った。
「別にどうってことのない場所じゃねえか?」
「そうだね」
 リュウタロスも周りを見回して言った。
「特にね」
「そうだよな」
「うん、ここで昔凄い戦いがあったなんてね」
「思いも寄らないな」
「そうだよね」
「けれどここでなのでしてよ」
 セシリアが二人に言ってきた。
「かつてイギリス軍とアメリカ軍が戦いましたの」
「そうなんだな」
「残念ながら我が国は負けてしまいましたの」 
 セシリアはこのことは少し苦笑いで話した。
「それも戦いですわね」
「戦いの勝敗は常や」 
 キンタロスはそのセシリアを励ます様に言ってきた。
「それにずっと昔のことや」
「だからですのね」
「今残念に思うことはないで」
「そうそう、大事なのは今勝つことだよ」
 リュウタロスはこう話した。
「ここでね」
「その通りだ、悔やむことは何もない」 
 ジークはいつも通り堂々としている。
「今はこの場を見回るとしよう」
「そうだ、皆で隅から隅まで観よう」 
 デネブも言ってきた。
「イギリスの皆もそれでいいな」
「そうですね、ではです」
「皆で見回っていきましょう」
 スバルとティアナはデネブの言葉に頷いた。
「今から」
「そして訓練もしましょう」
「うむ、それがいいな」
「そうですね」
「それじゃあ」
「さて、問題はね」
 ハナは難しい顔で述べた。
「戦わない時以外ね」
「その時ですか」
「お天気に気をつけないといけないですよね」
 ハナは車掌に話した。
「それに暑さ寒さにも」
「だからテントも用意しますね」
「そうしないといけないですね」
「はい、そしていざとなればです」
 車掌は笑って話した。
「宿泊施設もです」
「利用出来る様にしておくんですね」
「そうしたところはライダー関係者の方々にお話をして」
「用意出来る人にですか」
「お願いしましょう」
「それじゃあ」
「普段は鴻上グループのホテルに泊まらせて頂いていますが」
 車掌は彼のグループの名前を出して話した。
「若しくはユグドラシルの」
「今回はどうなるんですか?」
「デンライナーを使えば」
 それでというのだ。
「ホテルの駅に行ってです」
「そうしてですか」
「利用出来ますが」
「ああ、デンライナーってそうした時にも使えるんですね」 
 良太郎は車掌のその話を聞いて気付いた顔になって言った。
「そうなんですね」
「はい、そうです」
 車掌は良太郎に微笑んで答えた。
「ですから宜しければどうぞ」
「わかりました」
「お願いします」
 コハナも車掌に言ってきた。
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