第五百十七話 ライプチヒの熱闘その十七
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「私は堪能した」
「そして次もだな」
「楽しませてもらう」
こう答えた。
「今度は一月後サラトガでとしよう」
「サラトガ。アメリカ独立戦争の場所だな」
オルガはそう聞いて言った。
「今度はあの地でか」
「君達と戦いたい」
「わかった、ではだ」
そう聞いてだ、ハイパーカブトはまた言った。
「そのことを次に戦うライダー達に伝えておく」
「そうしてくれるか」
「俺は嘘は言わない」
絶対にと言うのだった。
「言った通りだ」
「そうだな」
「だからだ、一月後もだ」
「私は君達と戦えるな」
「そのことを約束する、そしてだ」
「次にもだな」
「お前は俺達に敗れる」
ハイパーカブトは言い切った。
「その地でもな」
「ではそうなる様にしてもらおう」
スサノオもこう返した。
「是非な」
「ではな」
「楽しみにしておく」
最後にこの言葉を出してだった。
スサノオは爆発し炎の中に消えた、その炎が消えてからだった。
ライダー達は変身を解いた、そうして天道は言った。
「では次はな」
「はい、サラトガでですね」
茂夫が応えた。
「僕達は」
「スサノオと戦ってくれ」
「そうしてですね」
「勝ってもらう、いいな」
「わかりました」
「後は任せた、だが何かあればだ」
その時はと言うのだった。
「まただ」
「はい、連絡していいですね」
「そうしてくれ」
「わかりました」
茂夫も天道に応えた。
「そうさせてもらいます」
「ではな」
「ああ、ここでの戦いは終わったからな」
霊幻が言ってきた。
「それじゃあな」
「これで、ですね」
「まずは勝ったことを喜んでな」
そうしてというのだ。
「飲んで食ってな」
「そうしてですね」
「祝おうな」
こう茂夫に話した。
「いつも通り」
「わかりました」
「また戦いはあるけれどな」
それでもというのだ。
「今はな」
「勝ったことをですね」
「素直に喜ぼうな」
「わかりました、師匠」
茂夫は微笑んで頷いて応えた。
「それでは今から」
「飲んで食って祝おうな」
「そうしましょう」
「ドイツだが豆腐に鯖もあるから」
ひよりは天道に話した。
「安心して」
「そうか、それは有り難い」
「ええ、じゃあ一緒にね」
「勝利を祝う、天の道を往けば」
ここで天道は空を指差して言った。
「神にも勝てる」
「総てを司ってですね」
「それが出来る」
一輝に答えてだった。
彼も他のライダー達も祝いの場に入った、そしてそこで神に勝ったことを祝うのだった。決戦の間の息抜きとしても。
第五百十七話 完
2022・4・23
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