第五百十七話 ライプチヒの熱闘その九
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「ライダーの人達は過去があるからじゃ」
「最初から完璧でなくてです」
「今もそうだと言われてな」
「ずっと成長されていますから」
それでというのだ。
「普通に凄い人達よりもです」
「その言葉に説得力があるのじゃ」
「そうなんですよ」
「わらわもそう思うぞ」
「そうだといいけれどな、まあやることをやらないとな」
パンチホッパーは気恥ずかしそうに笑って話した。
「いつもそう思ってるさ」
「ライダーとしても人間としてもな」
「探偵の仕事だってな」
「そうしているがな」
「ああ、そう言えばお二人探偵さんでしたね」
悠二はこのことを話した。
「そうでしたね」
「仕事はそうだ」
「そっちも頑張ってるよ」
キックホッパーもパンチホッパーも答えた。
「ちゃんと事務所も自分達の部屋の家賃も払えてるよ」
「食費も何もかも大丈夫だ」
「これで仕事もひっきりなしでな」
「金にも困っていない」
「それはいいことですね、そういえば風都のお二人も」
悠二は彼等の話もした。
「お金は困っていないですね」
「それなり以上にお客さんがいるからな、あの二人も」
「だからだよな」
「そうですね、じゃあこれからも」
「そちらも頑張っていく」
「そうしていくよ」
「そうした人達だから説得力があるのだ」
斎子はまた言った。
「その行いに感じるところがあるからな」
「そうだよな」
「全くだ」
ろくろも紅緒も頷いて応えた、そうしたことを話しつつだった。
戦士達は戦い続けた、ワーム達は次々と倒されていくが。
次から次にと出て来る、それでだった。
「今はこのまま戦う」
「そうですね」
「それが一番ですね」
田所が変身しているザビーに大兎とヒメアが応えた。
「ワームがどれだけ出て来ても」
「今は倒すだけですね」
「そうだ、倒していってだ」
そうしてというのだ。
「敵が尽きるのを待とう」
「はい、そしてですね」
由紀江も言ってきた。
「敵が尽きれば」
「後はスサノオだ」
彼と戦うというのだ。
「いいな」
「わかりました」
「了解だぜ」
由紀江の右肩にいる絵馬も言ってきた。
「そうさせてもらうぜ」
「何かもう」
「そうだよな」
大兎はヒメアの言葉に応えた。
「由紀江の腹話術もな」
「それで黒さもね」
「どんどん自然になってきてるな」
「そうよね」
「あの、違いますので」
由紀江自身は必死に否定した。
「私は私です」
「そして俺は俺だぜ」
「そういうことになってるのよ」
一子がこう二人に話した。
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