選択の始まり
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ど。
その事にもう異存はなかったので、マサと一緒にJud.と答えた。
……最初から一悶着があったが、収まったか……。
正直、びっくりしたが今回はどちらかと言うと梅組メンバーの問題だったから自分はそんなに関われなかったなと思う。
付き合いの長さが違うので仕方がないと思うが、それでもやや寂しいと思うのが、自分勝手だろうか。
はぁと一息を吐いて頭の中を切り替える。
どうあれ、普通に考えれば副長が今回の件に参加しないというのはこっちにプラスに働くのは間違いない。
自分は政治的な交渉で対処するため関係ないと言えば関係なかったが、少なくとも直政との相対が熱田とは別の奴と一戦をすることになっただろう。
ミトツダイラも同じだ。
とは言っても、直政はこっちにはいるが、機関部の方針は抗える力があるか示してほしいといったところなので、どっちかと言うとこっちではなくあちら側だし。
ミトツダイラは今の話を察すると本気で相対はするみたいだが、やはり心情はあっちの方に寄りかかっている。
……って心情だけで言うなら、誰だってホライゾンを助けたいと思うよな。
馬鹿だなぁと内心で苦笑しながら、これからの展開を考える。
既に直政が前に出て、交渉を開始しようとしている。
いきなり武神が出てきたのは本気でびっくりしたが、確かにここで武神を出すのは、試しとしては上出来だろうと思う。
戦闘系の話は全く知らないが、それでも武神の基本能力ぐらいは知っている。
一機一機がかなりの力を持つ戦闘機械。あれを倒すには英雄クラスの実力がいるらしい。
アリアダスト教導院で言うならばミトツダイラと───話から察すると熱田くらいだろう。
だからこそ、これにミトツダイラと熱田を除く誰かが勝てるのなら、それは十分に力を示す結果となるだろう。
どうなるかなんて知らない。戦闘は自分は専門外なのだ。
だから、疑問はこうだ。
どうなるかではなく───どうなる?
この相対が
この臨時生徒会が
ホライゾンが
そして───これからが。
「……どうなっていくんだろうな?」
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