第五百十七話 ライプチヒの熱闘その三
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「ワームには俺達も苦戦したよ」
「そうですか」
「あのクロックアップにはね」
どうしてもというのだ。
「困ったよ」
「こっちがキャストオフしないですね」
「そうだったんだよ」
鬼瓦に話した。
「本当に、けれどな」
「今はですね」
「何でもないよ、ただ」
「キャストオフはですね」
「この方が遥かに強いからね」
見ればどのライダーもキャストオフだ、その姿である。
「こうしてね」
「戦っていますね」
「そうだよ」
実際にというのだ。
「本当にね」
「そうですか、じゃあ今から」
「全力で戦おう」
「そうします」
「さて、僕もやりますね」
天音は笑顔で応えた。
「戦います」
「よし、それじゃあね」
「やりましょう」
こう話してそうしてだった。
戦士達は全員で戦った、そのうえでだった。
ワームの大群を迎え撃った、敵は数に任せて来てだった。
暴れるだけだった、だがその彼等に対してだった。
戦士達は陣形を整えて戦った、そうして倒していくが。
「障害物がなくてよかったな」
「そうだよな」
アスタは二ノ宮に応えた。
「戦ってみるとな」
「俺が言ったがな」
「それでもだな」
「自由に戦えるからな」
「この方がいいな」
「ああ、本当にな」
「何か遮るものがあったらね」
ノエルはこう言った。
「ついついね」
「吹き飛ばしたくなるな」
「敵ごとね」
「更地にしたくなるな」
レオポルドは笑ってこう話した。
「焼き払ってな」
「そっちの騎士団の戦い方はそうよね」
「そうだ、邪魔ならな」
レオポルドはノエルに応えて話した。
「全部な」
「焼き尽くすわね」
「敵ごとな」
「だからなのね」
「障害物があればな」
それならというのだ。
「必要ならそうする」
「そうよね」
「だからないならな」
それならというのだ。
「それでだ」
「いいのよね」
「そうだ」
こう言うのだった。
「それならな」
「俺の考え違うだったか」
障害物の話を最初にした二ノ宮もここで言った。
「この面子ならない方がいいか」
「そうですね」
ファリアは二ノ宮に同意して頷いた。
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