暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
7話「トレーナー・ベストカップ 第一の試練」
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に、ゴールに到達したトレーナーとポケモンが合わせた組のみが、達成者となる。なお、ステージ内は迷宮という言葉通り、中は迷路となっていて構造は複雑。そして、迷路内には、それぞれ様々なギミックやトラップが仕掛けられている。迷路内には特別な訓練を受けた敵役、エネミーポケモンが待ち構えても居て、挑戦者である諸君達を妨害する。エネミーポケモンの種類も力量、数もランダム。故に、ポケモンを倒すか、他の道を選ぶか、他の挑戦者と協力するのも君たち次第。もし、試練中にトレーナーかポケモンがダウンした場合、本人によるリタイアや挑戦者の違反行為が発覚した場合は、その挑戦者は失格とさせて貰う』
挑戦者達は、彼の説明を真剣に聞き、モニターに表示されたルールを覚えていく。
『続けて、その違反行為についての説明だ。ここでは、他の挑戦者に対して、故意に甚大な被害を齎す妨害行為は原則禁止となる。そう判断されたトレーナーやポケモンの組は、即刻退場させる。ただし、試練の内容や説明次第での了解を得た、バトルのみは有効とする。十分注意するように。毎回、違反する者が何人かは出ているので、諸君の中にも出てくるものと考えている。我々は、容赦なく違反者は失格。場合によっては、永久追放とするので、心するように』
その言葉を聞いた挑戦者達の多くが息を呑んだ。何しろ、先程その者とその末路を見たからだ。そんな彼らの顔色を見たオオバヤシは、気にせず最後の説明を行った。
『それでは、最後に。諸君のスタート地点を発表する。スタート地点は、入場時に受け取った番号バッチと、こちらで既に決めさせて貰った番号を振った地点が同じ場所となる』
モニターには、挑戦者の番号と同じ数字がスタートゾーンにランダムで設置されていた。
『早速、挑戦者諸君には、各自が指定されたスタート地点へ移動して貰う』
そう言われ、挑戦者達は、モニターの数字と自分の番号バッチを見比べて、スタート位置を確認しはじめた。サトシやマナオも同様に、自分のバッチとモニターを見た。
「俺は、Aの88だったな。えーと、えーと、右の方か」
「私は、Aの27だから・・・ちょっと左側の方ですね」
サトシとマナオは、互いに離れたスタート地点での開始だと分かり、その場でしばしの別れ
をした。
「それじゃあ。マナオ、頑張れよ。ゴールで、会おうぜ」
サトシは、そう言って、右手の拳を彼女へ向けた。
「はい、師匠。ゴールで会いましょう」
彼女も同じくして右手の拳を、彼の拳に当てた。それから、二人はそれぞれのスタート地点へと移動した。
あれから、挑戦者達106人は、それぞれのスタート位置に着いていくと、次のアナウンスが流れた。
『間もなく開始する。各スタート地点の迷宮ゲートを開く。挑戦者達は、指示があるまで迷宮への侵入は行わないように』
彼らの目の前にある壁がそ
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