1章「新しい旅先」
7話「トレーナー・ベストカップ 第一の試練」
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名前を呼んだ。
「・・・ました」
そうサトシの耳に言葉が微かに入った。
「?」
「私の名前が・・・ありました」
彼女からその言葉を聞いたサトシは、また喜びの顔と気持ちが溢れてきた。
「あ、あぁ。おめでとう」
「うぅぅぅ、やりましたぁーーー!」
喜びの余りに、彼女はサトシに抱きついた。
他の挑戦者達も、自分の名前を見つけていっては、喜び。見つからない者は、次こそはと心に決めて、その場を去って行った。
「それでは、達成者諸君には、これよりステージに上がって貰い、達成者の証を贈呈する」
あれから、会場には運営と第一の試練の達成者達のみが残った。これより、試練を達成した証を贈呈するのだ。
「これが、第一の試練をクリアした者に捧げる。ベストカップのファーストコインだ」
オオバヤシが、そう言って、1つのコインを上に上げて見せる。それから、達成者達が一人ずつ名前が呼ばれて行き、順番にステージへ上がった。そこで、第一の試練を達成した証、ファーストコインを受け取っていった。
「これが、ファーストコイン」
サトシは、受け取った後、そのコインをまじまじと見た。表には、<T>の数字が、裏にはベストカップのシンボルマークが、刻まれていた。
全員にコインが配り終えたら、オオバヤシからの最後の説明が始まった。
「そのファーストコインは、次の試練となる第二の試練への挑戦権となる。決して失くすでない。また、試練は全部で5つ。コインも、同様に全部で5枚。諸君は、残り4枚のコインがある第二の試練から第五の試練へ、順に挑戦して、最後まで達成する事が出来れば。ベストトレーナーとして、名前が残ることとなる」
(全部で5つ)
(残り4つ)
サトシとマナオは、早速次の試練の事を考えていた。
「それでは、第一の試練を達成した諸君に、第二の試練の開催場所と日程を伝える。開催場所は、2箇所で開かれる。1つ目は、シントー地方にある北西にあるミノキノシティ。そして、もう1つがここより一番近い場所。南のフィオレ地方にあるフォルシティだ。このどちらか、向かった方で受けて貰う。日程は、どちらも今日より10日後の朝9時に開催する。もし、遅れたら次のシーズンの第二の試練を受けて貰うこととなるだろう。それまでに、移動するのも、挑戦者である諸君への役目でもある。それでは、諸君の健闘に期待する」
サトシとマナオは、第一の試練を終えてから、すぐさま外で待っていたヒョウリに合流し、ポケモンセンターへ向かった。
「フォルシティ?あの港町か。となれば、ここより南だな」
ヒョウリは、自分の腕輪からマップを出して、位置を確認する。
「そこまで、10日後までに着かないと行けないんです」
マナオは、期日についても言うと、ヒョウリが難しい顔をして答える。
「ここから、普通に行くと10日は
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