暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
7話「トレーナー・ベストカップ 第一の試練」
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「で、話を続けるけど。その挑戦した試練を見事達成出来た者には、達成者としての証のコインが渡されるらしい。そして、次のステップとなる試練が行われる開催場所と日程を教えてくれる。それで、次の試練へ達成者達が、その日までに行くという流れだ」
「では、終わったらすぐに移動しないと行けないのでしょうか」
「おそらくな。まぁ、仮に間に合わない場合は、次のシーズンで受ける事も可能だ。実際、試練の落ちても次回受けて合格し、次の試練で落ちたら、また次のシーズンで受けられるというシステムになってる」
「俺は、今シーズンで絶対取るぜ」
「わ、私も・・・頑張ります」
「それが出来たら、お前らは優秀なトレーナーだということさ。ただ、甘くないから覚悟はしておけよ」
ヒョウリは、そうサトシとマナオに忠告をした。
「それと、結構厳しいセキュリティチェックの方、挑戦者もすぐに把握されるようになっている。もし、過去に違反行為で参加禁止を食らってたり、指名手配でもされてたら、すぐにバレて退場となる」
「わ、私、大丈夫でしょか」
突然、マナオは不安な顔をして、そう言い出した。
「え?マナオ、何かしたのか?」
「その、師匠。ほら、私、バッチ狩りしてたじゃないですか。だから」
「・・・あっ」
サトシは、マナオのとの出会った時を思い出す。だが、その事について、ヒョウリが話し始めた。
「多分、大丈夫だろうよ。お前、ジュンサ―に捕まったり、取り調べとかされなかったんだろ。それにバッチは結局取れなかったんだし。まぁ、大丈夫さ」
「なら、いいですけど」
マナオは、少しだけ安心した顔をした。
「とにかく、明日に備えて。さっさと飯食って、寝るぞ。明日、寝坊しても知らねぇぞ」
昨日は、その会話の後、ポケモン達の治療が終え、一緒に夕食を済ませてから、入浴、歯磨き、就寝した。
そうして、サトシ達が昨日の内容を振り返ったり、これからの試練を挑戦する上で、気持ちの整理をつけていると、会場へ入れる大きな扉が開き出した。
「おっ、開いたぞ」
「そろそろか」
待機していた挑戦者達は、次々と開かれる扉を見て、近づいて行く。すると、開いた扉の中から大会の関係者だと思われる係の人が数人現れて、扉の前に佇んだ。それから、会場内のスピーカーからアナウンスが鳴った。
『間もなく、第一の試練が開催されます。挑戦者の方は、係の者に従い、中にお入り下さい。また、挑戦されない方は、中には入れませんので、外でお待ち下さい。なお、出場出来ない方は、入れませんので、ご注意下さい』
そのアナウンスが終わると、佇んでいた係の一人が話始めた。
「それでは、挑戦者の皆様。自分のポケモンと並んで、列を作って下さい。一組ずつ、確認を取らせて頂き、入場させます。また、入場者には、本日使用するこの番号バッチをお渡しします
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