双子の修行
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週間、瀕死と復活を繰り返した悟飯は悟林が僅かでも殺気を向ければ反応するほど感覚が鋭敏になっていた。
試しに軽く何度か殴ってみると呻くだけで気絶したりはしない。
耐久力もそこそこ上がったようだ。
「よしよし、私が小突いても死にかけることはなくなったね。これで最低限の危機感と耐久力は保障されたね!」
「今までで、小突きレベルですか…正直、姉さんに引いてます…」
本気を出せばどれだけの威力のパンチを出せるのだろうか目の前の姉は?
「お前が貧弱なだけだよ。父さんとベジータさんは超究極界王拳を使ったフルパワーの私でも凄い執念で挑んでくるからね。今じゃあ本気の本気で殴っても立ち上がってくるんだから…悟飯ちゃんも父さんとベジータさんを見習わないといけないよ?」
身勝手の極意と我儘の極意の状態とは言え、ある意味怪物状態の姉相手に修行出来る父親達も大概だと悟飯は思った。
ある程度はマシになったと判断されてからは正しく本当に地獄だった。
「それでは悟飯ちゃんは体力作りをします」
「えーっと、それって走ったりしろってことですか?」
確かに空気が薄く、温度差が地獄である精神と時の部屋ならばそれなりに効果はあるだろうが。
「普通に走るだけじゃ大した効果はないでしょ?」
悟林が手のひらに気弾を作り出し、悟飯に見せつける。
「…もしかして姉ちゃんがそれを撃ちながら兄ちゃんを追い掛けて、兄ちゃんは姉ちゃんからずっと逃げろってこと?」
「正解だよ悟天。どうせなら回避能力も鍛えないとね…それじゃあ行くよ悟飯!当たったら大怪我だよ!!」
「え?う、うわああああっ!!?」
「そらそらそらっ!!ほら、避けろ避けろぉっ!!」
逃げる悟飯の背中に向かってフルパワーの気弾を放ってきたので、悟飯は咄嗟に気弾を放つが爆発の範囲が凄いので吹き飛ばされてしまう。
ついでにトランクスと悟天とピッコロも巻き込まれそうになったので上手くかわしていた。
「よーし、良く避けた!続けて行くよ!!だだだだだだだだっ!!」
気弾を連射し、悟飯にかなりの勢いで何発も迫るが、崖っぷちにまで追い詰められれば流石の悟飯も動きは良くなる。
必死に気弾をかわしていたが、とうとう直撃を受けて黒焦げになる。
「はい、もう1回。あ、神様、ついでに私の回復も…これ結構疲れるんだよね…」
フルパワー気弾の連射はかなり消耗する技なので流石の悟林も疲れるようだ。
悟林の回復と悟飯の治療が終わるのと同時にまた再開された。
「し、死ぬ…死んでしまう…っ!」
「死んだら私があの世に殴り込んで修行再開だよ。寧ろあの世の方が休憩しなくて良いから良いかもね…弱音を吐ける余裕があるようだし、流石にこれは生温い
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