双子の修行
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「まずは悟飯の体に危機感と死を徹底的に刻み込む」
「え?ぎゃああああ!?」
「兄ちゃーんっ!?」
「「ご、悟飯さーんっ!?」」
「…………」
部屋に入って早々に悟林は悟飯を瀕死に追い込み、デンデに治療を頼んだ。
一応悟飯はサイヤ人の限界まで鍛えているので瀕死から復活してパワーアップはしない。
「悟飯はすぐに気を抜くから二度と闘いで気を抜かないように体に教えてるの。それじゃあこれを何回かやるから神様、これ治してくれる?」
血の海に沈んだ悟飯をデンデに渡すとデンデは急いで悟飯を治療し、起き上がった悟飯は悟林に猛抗議する。
「姉さん!僕は鍛えて下さいって言いましたけど半殺しにして下さいなんて一言も…ぐはっ!?」
「恨むんなら油断癖が酷い自分を恨むんだね」
再び悟飯の胸にめり込む悟林の鉄拳。
瀕死になって復活。
また瀕死になって復活。
またまた瀕死になって復活。
またまたまた瀕死になって復活。
これらを何回も繰り返していく。
あまりの容赦のなさに悟天とトランクスは抱き合い、ピッコロは顔を引き攣らせ、デンデは顔色の悪い顔が更に酷くなっている。
精神的に不味くなってきたら程々にボコボコにして寝室に放り込む。
「よし、それじゃあみんな、修行するよ!」
これからが本番と言わんばかりの悟林にトランクスは恐る恐る聞いた。
「あ、あの…悟林さん。これからはあれを悟飯さんに繰り返すんですか…?」
「そうだけど、何か問題ある?」
「問題大有りだ馬鹿者!悟飯を殺すつもりか!!」
「殺す?嫌だなあ、ピッコロさん。今更悟飯ちゃんが普通の修行で心身に根付いてる駄目駄目なところが治ると思う?本気で治すならこっちも全力でやらないと失礼だし、意味ないじゃない。それに最近のピッコロさんは甘すぎなの!全く、甘ったれの悟飯ちゃんを甘やかさないでくれる?大体ピッコロさんは前の神様と同化してから本当に甘くなっちゃってさ…少しは前みたいに厳しくなったかと思ったらパンちゃんのお世話してるうちにまた甘くなっちゃって。そうやって甘やかすから悟飯ちゃんも腑抜けるんだよ。最近はパンちゃんにも甘ったれの片鱗が……ちょっと?聞いてるのピッコロさん!?」
「ぬう…っ」
母親譲りの覇気をまともに浴びたピッコロは無意識のうちに正座をさせられていた。
「…母さんでも勝てないのにピッコロさんが口で勝てるわけないよな……」
「うん、しかも姉ちゃんの言ってることはほとんど正論だしね…」
ブルマのような理不尽ではなく本当に正論なので言い返すことが出来ない。
取り敢えず残りの4人は普通に組み手をしたり、筋トレをしたりなど平穏な一時を過ごした。
そして1
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