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おっちょこちょいのかよちゃん
242 助太刀に来る者達
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の鼓膜が壊れそうになり、耳を塞ぐ。
(あの衝撃波を何とかしないと・・・!!)
 かよ子は短刀をモスラに向けた。モスラよりも更に強力な衝撃波を出してモスラに対抗した。モスラは耐えきれず、羽で風を起こした。かなりの強風が来る。
「風なら風で!」 
 かよ子は今度は短刀から竜巻を出した。巨大な竜巻でモスラを襲う。
「ギイイイイ!!」
 モスラが悲鳴を挙げる。
「や、やった・・・!?」
 一方、ディズレーリに接近していた関根達の元にある人物が来ていた。
「俺が出したモスラをここまでやるとはな」
「お前は・・・、赤軍の和光晴生だな!!」
 
 ソールズベリー侯爵と交戦するラクシュミーの一行は苦戦していた。ラクシュミーはライフルで攻撃し続ける。しかし、彼女の攻撃もソールズベリーの結界が撥ね返してしまう。
「まあ、あの結界を破壊すりゃええんやな!」
 上市は自身の手袋の能力(ちから)を利用して結界の破壊を試みる。
「私がそこまで抜けていると思うか!」
 ソールズベリー侯爵が上市に向けて電撃を放つ。その電撃は槍のように一直線に来た。上市はそれを受け止めるのに精一杯で結界に近づけない。高田が刀の龍でソールズベリーを襲撃する。
「それで私を食おうというのか?愚かな!」
 ソールズベリーが拳を突き出した。それだけで直接殴られた訳でもないが龍が消滅してしまった。
「あとは貴様ら纏めて消える時だ!」
 ソールズベリーが更に強力な電撃を、そして爆薬を出現させる。
「な、これじゃ受け止められん!」
 ラクシュミー達は絶望かと思った。ところが・・・。
「毘沙門天の力を思い知れ!」
「何!?」
 巨大な男のような物体が現れた。三叉又でソールズベリーの全ての攻撃を無効化する。さらに戦国武将のような男が現れる
「お、お主は・・・?」
「我が名は毘沙門天の化身・輝虎!我が好敵の仇を今こそ取りに来た。お主らに助太刀しよう!」
「あ、ありがとう!」
「ふ、無礼な奴め!それで勝ったと思うな!」
「貴様こそ毘沙門天の能力(ちから)を舐めていると痛い目に遭うぞ!」
「何がビシャモンテンだ!馬鹿馬鹿しい、神は主・イエス・キリストのみだ!」
 輝虎が毘沙門天を使役する。ソールズベリーも迎撃するが防御も攻撃もできなかった。
「な、くう・・・!」
「今だ、我も身体が持たぬ。トドメを刺せ!」
「う、うん!」
 上市の手袋でソールズベリーを殴る。そしてソールズベリーはそれで致命傷となって死に果てた。
「はあ、はあ、良かった・・・」
「輝虎!感謝致す」
 ラクシュミーは礼を行った。
「ああ、お主らは先に進んで杖の奪還を手伝い続けてくれ。我は毘沙門天の能力(ちから)を行使した反動で動けぬ」
「解った。気いつけて!」
 上市、高田、ラクシュミ
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