暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0047話
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しい大鎌へと姿を変え、そのまま振り下ろす。

「うわぁっ」

 アダマン・ハルパーがガーリオンを真っ二つ――と言ってもパイロットを殺さないように頭からではなく右肩から真下にだが――するとそんな声が聞こえてくる。
 どうやら唐竹割にしたガーリオンパイロットの悲鳴が接触回線で聞こえてきたらしい。

「追加だ、喰らえ!」

 そのまま続けて、アダマン・ハルパーをスライムモードへと変え、すぐ近くで呆然としているガーリオンへとオールレンジ攻撃を仕掛ける。
 大鎌の形が崩れ、5本の鞭と化したスライムが四肢と頭を切断し、こちらは悲鳴を上げる暇もなく地上へと落下していく。

「次!」

 ついでにキロノ大尉の機体も行動不能にしようと再度アダマン・ハルパーを振りかぶろうとするが、T-LINKシステムが何かを感じ取る。

「っ、念動フィールド、全開!」

 その何かを避ける為、反射的にT-LINKシステムによる念動フィールドを全力で展開した。

 ガッ

 聞こえたのは、何かが念動フィールドを削り取るような音。
 グロウセイヴァーのモニタに映し出されているのはネオ・プラズマカッターを振り下ろし、そのまま下から切り上げようとしているキロノ大尉のエルアインスの姿だった。

「ちぃっ」

 切り上げられるネオ・プラズマカッターを右方向へと追加ブースターを噴射する事で回避しながら、アダマン・ハルパーを5つの鞭へと変化させ切り裂こうとする。
 が、まるでそれを見越していたかのように後方へと下がり、俺と距離を取るキロノ大尉。
 エルアインスは近接武装を持っていないものだとばかり思っていたのだが。……原作でも武器を自由に装備できるシステムがあったんだし、装備を変更していても不思議ではない。と言うか、これまでの行動を見る限り古強者と言ってもいいキロノ大尉が近接用の武装を1つも持っていないと考える方がおかしいか。

「やるな、さすが特殊部隊と言うべきか」

 向かい合って数秒、キロノ大尉から通信が送られてくる。
 その言葉はこちらを賞賛するものだが、獰猛な顔を見る限りまだ降参する気はないようだ。

「そっちこそ。まさかアダマン・ハルパーによる攻撃を見透かすように躱すとは予想外だった」
「アダマン・ハルパー? 先程の妙な近接武装か?」
「妙な、とは酷いな。テスラ研の最新鋭機、グルンガスト参式の武装に使われている技術を流用したものなんだが」
「ほう、テスラ研と繋がりがあるのか。なら見た事の無い武装や機体を持っている事もそれ程不思議ではないな」
「うちの技術班からテスラ研に技術協力しているのがいてな。その見返りみたいなものだ」

 言うまでもなくレモンの事だが、アギュイエウスの安定簡易版とも言えるリュケイオスの開発はど
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