第五百十六話 川中島の激戦その十五
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響鬼の言葉に頷いた、そうして。
音撃戦士達全員の音の攻撃が炸裂してだった。
仲間達の総攻撃も続いた、これを受けて。
スサノオは動きを止めて身体のあちこちから火を噴いている中で戦士達に満足そうにこう言ったのだった。
「今回も実に楽しかった」
「そう言うんだな」
「そうだ、流石と言っておこう」
響鬼にその声で応えた。
「今はな。ではだ」
「これでか」
「私は去ろう」
こうも言うのだった。
「満足してな」
「そうか、それじゃあな」
「次はこれから三十日後にだ」
スサノオは次の決戦のことも話した。
「今度はライプチヒで戦おう」
「ライプチヒ。ナポレオンが敗れた場所ね」
アガーテはその地名を聞いてすぐに察した。
「諸国家軍と決戦を行って」
「あの地もまた決戦の地だからだよ」
「次はあちらでなのね」
「戦いたい」
「そうなのね」
「ではだ、三十日後の朝の六時からだ」
はじまる時間のことも話した。
「はじめよう」
「わかったと答えておくな」
響鬼が応えた。
「次に戦うライダー達にも伝えておくさ」
「そうしてくれるのだな」
「ああ、じゃあな」
「また会おう」
最後にこう言ってだった。
スサノオは大爆発の中に姿を消した、そうしてだった。
その後でだ、ライダー達は変身を解いた。そのうえで迎える仲間達の中に笑顔で戻った。そうしてだった。
斬鬼が笑顔で話した。
「じゃあ飲んで食ってな」
「そうしてですね」
「祝おうな」
こう早坂に話した。
「勝ったからな」
「はい、もう用意は出来ていますし」
「そうしような」
「それじゃあ」
「戦いの後の息抜きも必要だ」
バッハは重厚な声で語った。
「だから今はだ」
「楽しくだな」
「祝おう」
「では皆さんこちらに」
亜紀楽がバッハの横で言ってきた。
「楽しんで下さい」
「ああ、じゃあ明日夢も京介もいいな」
響鬼は二人に明るい笑顔で声をかけた。
「これからな」
「はい、飲んで食べて」
「楽しくいきましょう」
「そうしような」
こう言ってだった。
戦士達は宴に入った、そうして戦いに勝った喜びを分かち合うのだった。
第五百十六話 完
2022・4・15
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